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解説は画像の下の欄から掲載してあります。









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〔205系直流通勤形電車関連の解説〕

205系電車は、1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車。
当初は日本国有鉄道(国鉄)により、
また国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)と、
西日本旅客鉄道(JR西日本)により設計・製造された。

0番台量産車
国鉄時代から分割・民営化後のJR東日本にかけて、
山手線・横浜線・埼京線・南武線・京浜東北線、
中央・総武緩行線と西日本の
東海道・山陽本線(京阪神緩行線)に投入された車両がこれにあたる。
近畿車輛がメーカーに加わったが、
JR東日本における1989年度以降は川崎重工業一社に集約された。
また、横浜線向けの一部車両はJR東日本の自社工場となる
大船工場(現・鎌倉車両センター)で製造されている。
なお、本稿では便宜上側扉の窓が小さいタイプを前期形、
大きいタイプを後期形と区分する。
後期形の一部は、前面のデザインが変更されている。

画像番号FH0082.JPG・FH0098.JPGの画像は、
205系0番台山手線

画像番号FH0062.JPGの画像は、
205系0番台埼京線


500番台 相模線向け
相模線では1991年3月16日から運用を開始し、
国府津車両センターの500番台4両編成 (Tc M M' Tc') が使用されている。
当初は豊田電車区(現・豊田車両センター)所属だったが、
1996年10月に横浜支社が発足し相模線は同支社の管轄とされたため、
1996年12月1日付けで国府津電車区(現・国府津車両センター)に転属した。
2018年5月時点でドア付近のつり革増設工事は行われていない。
なお、2021年11月18日より同線区にE131系電車が総数48両(4両×12 編成)投入、
営業運転を開始し、2022年2月26日をもって全編成が置き換えられ運用を終了した。

画像番号CIMG0846.JPGの画像は、
205系500番台 R7+R3編成(相模線)

画像番号DSC 1088.JPGの画像は、
205系500番台 R5編成(相模線)


600番台 日光線・宇都宮線向け
日光線で運用されていた小山車両センター所属の107系0番台ならびに、
宇都宮線小金井 - 黒磯間で運用されている
高崎車両センター所属211系置き換え用として、
E233系5000番台投入によって余剰となった
京葉車両センター所属車とE233系7000番台投入によって、
余剰となった川越車両センター所属車に改造工事を施工して落成した番台区分である。
MT比2M2Tの4両編成12本計48両が小山車両センターに配置される計画で、
このうち4本16両が日光線向け、8本32両が宇都宮線向けとされ、
宇都宮線向けは日光線でも運用される。
このうち、Y1 - Y10編成は元京葉車両センター所属車、
Y11・Y12編成は元川越車両センター所属車両のため前面が異なる。
日光線向け車両のラインカラー帯は同線で運用されていた
107系レトロ調塗色車と同様のクラシックルビーブラウン
ゴールド・クリームの3色を配するほか、
車体側面には107系と同じ沿線名所をモチーフにした
エンブレムステッカーを貼り付けている。
一方、宇都宮線向け車両のラインカラー帯はE231系近郊タイプと同様の湘南色を配する。
前面・側面の方向幕は、元京葉車が日光線関係のコマが茶色地に107系と同様のレトロ調フォント、
宇都宮線関係のコマが緑地に通常フォントとされた。
一方、元川越車はLEDをそのまま使用している。
クハ205・204形は、前面運行番号表示器をLED化し、
4両編成2本での併結運用を考慮して電気連結器を追設している。
保安装置はATS-P形に加えATS-SN形を搭載する。
また、クハ205形は、後位4位側に車椅子対応の大形洋式トイレを新設し、
向かいの3位側に車椅子スペースを設置した。
車内は大きな変更はないが、座席モケットと側窓カーテンの交換が実施されている。
また、寒冷地での運用を考慮して客用ドアレール下部へレールヒーターを設置、
客室暖房器の容量を1基あたり750Wから1,000Wのものへ交換・増強した。
客用ドアの半自動対応として、
車内外ドア横への開閉スイッチ新設ならびに室外側にドアチャイムを新設している。
走行機器類に大きな変更はないが、空気圧縮機には耐寒対策を実施、
付帯する除湿装置にはヒータの追加がされたほか、
蓄電池の取り替えなどが実施されている。
モハ205形のパンタグラフはシングルアーム式(PS33F形)に交換し、
併せて霜取り用第2パンタグラフを増設した。
よって、中央東線入線可能を示す「◆」マークも貼られた。
600番台の起動加速度は1.7km/h/s、減速度は3.6km/h/sとされている。
ブレーキ装置は、日光線内の25‰勾配区間を走行することから、
抑速ブレーキと耐雪ブレーキの追加、主抵抗器の容量増大が実施された。
同様の勾配対策として、電動車には車輪の空転防止用噴射式増粘着装置
「セラジェット」(酸化アルミニウムの粉末を噴射)を搭載する。
日光線では、2013年3月16日のダイヤ改正から、宇都宮線(宇都宮 - 黒磯間)では、
同年8月24日から営業運転を開始した。
いずれも当初より小山車両センターへの入出庫を兼ねて、
小金井 - 宇都宮間においても営業運行されている。

画像番号CIMG0506.JPGの画像は、
205系600番台 Y1編成(湘南色)

画像番号CIMG0502.JPGの画像は、
205系600番台 Y5編成(湘南色)

画像番号IMG 9001.JPGの画像は、
205系600番台 Y10編成(日光線色)

画像番号DSC 4145.JPGの画像は、
205系600番台 Y9編成(湘南色)

画像番号DSC 4143.JPGの画像は、
205系600番台 Y11編成(湘南色)

画像番号DSC 4156.JPGの画像は、
205系600番台 Y12編成(湘南色)


1000番台(南武支線用)
2002年に中央・総武緩行線用(4両)と2003年に山手線用(2両)の
モハユニットに先頭車化改造を施工させ、南武支線に投入した。
2M0Tの2両編成で、ワンマン運転に対応し、
以前使用していた101系とは異なる
車外スピーカーによる発車ベル・チャイムや自動放送を搭載する。
また、長時間停車の際の車内保温のため、
客用扉を1か所のみ開く「3/4閉スイッチ」を装備する。
主電動機や空気圧縮機などの走行装置関係は種車をそのまま流用しているが、
クモハ204形の補助電源装置はMG(電動発電機)非搭載車からの改造のため、
160 kVA 出力のSIV(静止形インバータ)を搭載している。
2009年3月には全編成ともパンタグラフが、
シングルアーム式のPS33E形に交換された。
番台区分上は1000番台となるが、前述のJR西日本所属車とは無関係であり、
JR東日本にはクモハの2形式しか存在していないため、車両番号の重複はない。
2016年3月26日に小田栄駅が開業したことを機に、
車体帯の一部が五線譜入りのデザインに変更され、座席も音符入のものに張り替えられた。
2023年2月17日には、
省電力電車のE127系2両2編成の投入による年内中の置き換え予定が発表された。

画像番号IMG 8802.JPGの画像は、
205系1000番台W1編成(鶴見線用)大宮入場


205系1100番台(鶴見線用)
2004年から2005年にかけて投入された。
先頭車はすべて中間車から改造(クハは全車元埼京線、モハ・クモハは元山手線)の
2M1T の3両編成。
先頭車のみが1100番台に改番されたため、
ユニット間での車号が異なっているが、同一番号の車両を種車としている。
長時間の停車を考慮して、1000番台と同等の「3/4閉スイッチ」を装備する。
また、南武支線向けと同様にクモハ204形の補助電源装置は、
SIV(南武支線用と同一品)である。
なお、2002年に先行改造されたクハ205-1101は、
205系の先頭化改造第一号車として試作的意味合いもあり、
編成を組む電動車の完成まで大船工場内に保留車として留置されていた。
その後、2009年1月から3月に全編成とも、
パンタグラフがシングルアーム式のPS33E形に交換された。

画像番号IMG 8810.JPGの画像は、
205系1100番台T13編成(鶴見線用)大宮入場

画像番号DSC 8968.JPGの画像は、
205系1100番台T18+T14編成(鶴見線用)


仙石線3100番台
2002年 - 2004年に103系を置き換えるため、仙石線に投入された。
2M2T の4両編成で、改造種車はモハユニットは全車元山手線用で、
クハは元山手線用と元埼京線用のサハ205形に運転台を設置した車両である。
耐寒耐雪仕様となり、側引き戸レールヒーターや耐雪ブレーキを追加装備している。
改造内容は、ドアスイッチを伴う半自動ドア機構を備え、
クハ205形には本系列で唯一車内トイレ(車椅子対応大形洋式)が設置されている。
保安装置はATS-Psになっているほか、停車駅通過防止装置を搭載する。
3100番台のモハ205形のうち、
3112・3114・3116・3118・3119号車については、
架線の霜取り運転時用のシングルアーム式、
パンタグラフ(PS33C形)が増設されている。
当初の集電用パンタグラフは菱形(PS21)であったため、
一時的に2種類のパンタグラフを搭載していたが、
後に全車両が集電用もシングルアーム式(PS33C形)に交換されている。
仙石線では2009年度末に保安装置を ATACS に更新する予定であり、
現在その試験が行われている。
このため、一部編成で ATACS 対応運転台に交換されているほか、
クハ204形にATACS車上装置と専用アンテナの設置も実施されている。
なお、モハ204形は全車がMG撤去車からの改造のため、
補助電源装置として同線の103系からの廃車発生品を流用した
SIV(SC63A形・160 kVA)を搭載しており、5000番台のものなどとは外観が異なる。

画像番号CIMG1220.JPGの画像は、
205系3100番台M1編成

画像番号DSC 8308.JPGの画像は、
205系3100番台M3編成

画像番号CIMG1388.JPGの画像は、
205系3100番台M4編成 廃車入場配給

画像番号DSC 7217.JPGの画像は、
205系3100番台M6編成

画像番号IMG 9019.JPGの画像は、
205系3100番台M7編成

画像番号DSC 8150.JPGの画像は、
205系3100番台M12編成

画像番号DSC 8154.JPGの画像は、
205系3100番台M14編成

画像番号DSC 8205.JPGの画像は、
205系3100番台M17編成

画像番号IMG 0115.JPGの画像は、
205系3100番台M19編成

〔209系直流通勤形電車関連の解説〕

209系電車
209系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流通勤形電車。
日本国有鉄道(国鉄)から大量に引き継ぎ、老朽化が進んだ103系の置き換え、
および、一部は輸送力増強用などとして、
1993年(平成5年)4月より京浜東北線・根岸線、南武線に本格投入された。
これまでの鉄道車両の製造・整備の方法を全面的に改めた新しい設計思想
(バリューエンジニアリングの手法)が採用され、
JR東日本では本系列以降の車両を「新系列車両」として区分している。
車両デザインは栄久庵憲司率いるGKインダストリアルデザインが手掛けた。
1993年度通商産業省(現・経済産業省)選定グッドデザイン商品(当時)金賞
ブルネル賞奨励賞受賞。
設計段階より廃車後のリサイクル計画が策定されるなど、
環境問題にも配慮した設計となっている。

0番台
1993年(平成5年)に登場した量産車である。
京浜東北線・根岸線用は同年2月15日より、
1編成が限定運用で営業運転を開始し、
3月1日より5本が本格的な営業運転を開始した。
一方、南武線用は同年4月1日より営業運転を開始した。
前面は踏切事故対策として骨組を追加して強度を向上させたほか、
スカートを大形化、運転室スペースを拡大、
運転台背面に非常救出口を設置した。
空気圧縮機にドイツ・クノール社製スクリュー式を採用し、
1 - 6次車は電動発電機 (MG) のような
甲高い動作音が特徴であるTWR70-012 CP.ogg 動作音(ヘルプ / リンク)。
運転席のマスター・コントローラーに左手操作のワンハンドル式を採用。
ドアエンジンは量産初期ロットでは従来と同じ日本製の空気式が採用されたが、
ウラ(浦和電車区の電略)16編成(3次車)から、
外国製の戸挟み安全装置付き電気式に変更された。
ドア開閉時のチャイムと、扉上部に3色LEDディスプレイによる
次駅表示などを行う旅客案内表示器を装備している。
また、先頭車には車椅子スペースが設置されたほか、
連結面に転落防止幌が設けられた。

画像番号FH0104.JPGの画像は、
209系 京浜東北線ウラ65編成

画像番号IMG 8811.JPGの画像は、
京浜東北線209系0番台

3100番台
八高・川越線の103系3000・3500番台を置き換えるために投入された番台区分である。
2005年(平成17年)4月17日から営業運転を開始した。
車体の帯の色は、3500番台と同様のオレンジ色とウグイス色である。
当初は全編成を205系3000番台(4両編成7本)で置き換える計画であった。
しかし、2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正において、
埼京線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転の拡大が実施され、
その際JR東日本では埼京線205系10両編成1本の車両増備が必要となった。
このため、205系3000番台の最終的な配置は4両編成5本に計画変更された。
この不足分を補うため、東京臨海高速鉄道70-000形全車10両編成化に伴う
編成組み替えの際に余剰となった70-000形の先頭車4両と、
中間車2両の計6両をJR東日本が購入し、
八高・川越線向け改造したのが本番台である。
不足する中間車2両については翌2005年3月に川崎重工業で新規に製造し、
4両編成2本の計8両を本番台とした。
りんかい線からの6両は、民鉄・第三セクター鉄道に在籍していた車両が、
JR車籍に編入された最初の例である。
元々東京臨海高速鉄道70-000形はJR東日本の209系を基本仕様として製作された車両であり、
制御機器類は共通で運用されている3000番台と同一仕様である。

画像番号DSC 6290.JPGの画像は、
209系3100番台ハエ71編成 

画像番号CIMG0844.JPG・CIMG0848.JPGの画像は、
209系3100番台ハエ72編成


〔E231系直流通勤形電車関連の解説〕

500番台
2002(平成14)年から登場した山手線専用車。
前面デザインが変更され、情報提供装置(VIS)を搭載した。
車内のドア上には左右で2台の15インチ液晶ディスプレイを設置している。
左側の画面では次駅・乗換・所要時間・運行情報など列車の案内、
右側の画面では広告・天気予報・ニュースを表示する。
2010(平成22)年には、
山手線へのホームドア設置の関係で6扉のサハE230-501〜が廃車され、
代替の4扉車サハE231-601〜・4601〜が導入された。

画像番号IMG 9022.JPGの画像は、
E231系500番台トウ520編成 山手線


〔E233系直流通勤形電車関連の解説〕

E233系電車
E233系電車(E233けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。
2007年鉄道友の会ローレル賞受賞車。
1999年度から首都圏に大量投入されたE231系車両や、
2005年から常磐線中距離用に導入されたE531系車両の技術を、
ベースとして開発された車両である。
系譜としてはE231系車両の後継に当たる。
そのため、E231系によって置き換えられなかった通勤型車両の201系や205系、
近郊型車両の211系の置き換え用に主に製造されている。
製造メーカーは、東急車輛製造(2012年4月より総合車両製作所)、川崎重工業と、
JR東日本の自社生産工場である新津車両製作所である。

1000番台
京浜東北線・根岸線で使用していた209系の置き換え用として、
京浜東北線・根岸線向けの車両で、さいたま車両センターに配置されている。
2007年度(2007年9月)から2009年度(2010年1月)にかけて870億円を投入し、
10両編成83本(830両)が製造された。MT比6M4Tの10両固定編成のみが製造され、
2007年(平成19年)12月22日から営業運転を開始した。
本番台区分の投入により、車齢が若いものの機器の故障が多かった
京浜東北線・根岸線の209系は0番台の半数程度が廃車、
それ以外の0番台と500番台は他路線へ転用された。
0番台の機能に加え、新製時より209系と同様の超音波ホーム検知装置を、
先頭車前端両側に装備し、保安装置をD-ATCに変更したほか、
6号車のサハE233形1000番台の床下には非常用のハシゴを新設するなど、
安全性の向上が図られている。
ドアエンジンは0番台と同じスクリュー軸駆動式だが半自動機能は搭載されていない、
なお「3/4閉機能」スイッチが搭載されており、
輸送障害などの長時間停車時は使用することがある。
外観では、前面帯が前面窓下に配され、
列車番号表示器が前面窓の右下隅(向かって左)に設置されている点が0番台とは異なる。
客室内では、各ドアの上部に設置されている液晶ディスプレイが、
0番台やE231系500番台などの縦横比率 4:3 の15インチから、
16:9 の17インチワイド画面へ変更された。
座席モケットは路線カラーである青色をベースとした明るい色調とし、
背もたれの柄はバーコード風の長短の線を組み合わせることで「スピード感」と、
「モダンな都会」のイメージを表現した。座面も0番台に比べて改良されている。
209系0番台で6号車に連結されていた6扉車は、当初連結する予定だったが、
京浜東北線・根岸線のピーク時の混雑率が年々緩和されていること、
拡幅車体による定員増加、常時着席のニーズなどの面から本系列では、
連結しないこととなった。
また、編成両端先頭車は、すべての荷棚とつり革の高さを優先席と、
同じタイプの 50 mm 低くした。
ただし、2010年4月19日の女性専用車導入の際には、設定位置は中間の3号車とされ、
両先頭車とも選ばれなかった。
側面・前面の種別・行先表示器では209系500番台と同様に、
路線名と行先を交互に表示するが、
横浜 - 大船間の根岸線内では、京浜東北線内を走行しない磯子発大船行きも含め、
路線名は「京浜東北・根岸線」と表示される
(横浜駅以北では「京浜東北線」のみの表示)。
種別の背景色は各駅停車がスカイブルー、快速はピンクである。
また、0番台では西行の中野以西(土休日は吉祥寺以西)で、
快速列車では種別表示を行わないが、当番台では北行の田端以北、
南行の浜松町以南でも各駅停車に切り替えて表示を続ける。
側面の表示器は、快速のみ始発駅において全停車駅を表示するが、
「この電車の停車駅は、…(省略)…に停まります」と、
主語と述語の組み合わせが不自然で文法的に誤っている。
6000番台以降では修正されている。
3000番台も以前は文法的に誤っていたが、
上野東京ライン開業に向けた旅客案内表示更新により修正された。

画像番号IMG 8824.JPGの画像は、
京浜東北線E233系1000番台

画像番号IMG 1422.JPGの画像は、
京浜東北線E233系1000番台ウラ133編成

画像番号IMG 1424.JPGの画像は、
京浜東北線E233系1000番台ウラ146編成


〔EV-E301系直流電車関連の解説〕
EV-E301系電車
東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般型直流用蓄電池駆動電車である。
愛称は「ACCUM」(アキュム)。
この電車は、屋根上に集電装置(パンタグラフ)を持つ、
VVVFインバータ制御の電車に走行用のリチウムイオン電池を搭載し、
架線のない区間でのモーターによる走行を可能にした営業用蓄電池駆動電車である。
車体は総合車両製作所 (J-TREC) が開発した次世代ステンレス車両
「sustina」を採用したステンレス製車両で、
同社のブランド名「sustina」[2]を採用した車両としては、
東急東横線5050系サハ5576号に続く二例目となる。
前頭部は非貫通構造で前面窓上部には前部標識灯と、
3色LED式の行先表示装置を装備。
運転室は事故などの衝突時おける乗務員の保護を図るため、
前面部の構造を強化し運転室背面には救出口を設けており、
ワンマン運転を行うため運賃箱、室内確認ミラー、ワンマン操作器、
ワンマン設定器を設置している。
側面は両開き3扉で、
一部の扉の横にドア扱い表示器と上部に3色LED式の行先表示装置が装備されている。
また、非電化区間と電化区間の両方のホームの高さに対応できるように、
車両の床面高さを1130mmに設定して、段差の低減を図っている。
形式は宇都宮方の先頭車がEV-E300形、烏山方の先頭車はEV-E301形となっており、
2両編成で運転される。
両形式とも制御電動車で、いずれも後位側の台車に主電動機を2基装備している。
EV-E301形には集電・充電兼用のシングルアーム式のパンタグラフ2基を搭載し、
大きな集電電流による急速充電に対応するため、パンタグラフのすり板を強化している。
愛称の「ACCUM」は、蓄電池を表す英語「Accumulator」から採られている。
また、形式のEVは「Energy storage Vehicle」の略である。
また、2015年5月21日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。

画像番号CIMG0496.JPGの画像は、
EV−E301系 V01編成 蓄電池駆動電車 ACCUM

画像番号CIMG0504.JPGの画像は、
EV−E301系 V02編成 蓄電池駆動電車 ACCUM

画像番号CIMG0490.JPGの画像は、
EV−E301系 V03編成 蓄電池駆動電車 ACCUM


〔E131系直流電車関連の解説〕

E131系600番台
E131系電車は、2021年(令和3年)3月13日に営業運転を開始した
東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車である。
600番台(宇都宮・日光線用)
デザインは宇都宮市で復元された火焔太鼓の山車を、
イメージした黄色と茶色のツートンカラーを採用し、
世界文化遺産である日光の社寺に施される文様にも
通じる賑やかで高級感のあるデザインとしている。
車内はオールロングシート仕様で、
座席表皮はレトロな茶色と黄色味を帯びた薄紅色を合わせて、
落ち着きと温かみのあるものとなっている。
Tc'車の後端部には車いす対応大型洋式トイレ設置している。
寒冷地を走行するため、先頭車には雪かきと霜取りパンタ(Mc車のみ)が、
全車の乗降口に凍結防止のためのドアレールヒーターが搭載されている。
また、勾配線区を走行することから
セラミック噴射装置(セラミック噴射装置は中間車の小山・日光寄りの台車にも搭載)と
ブレーキチョッパ装置、ブレーキ抵抗器を搭載している。


画像番号CIMG0508.JPGの画像は、
E131系600番台(宇都宮・日光線用)
TN10編成

画像番号CIMG0512.JPGの画像は、
E131系600番台(宇都宮・日光線用)
TN6編成


〔E501系交直流通勤形電車関連の解説〕

E501系電車
E501系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流通勤形電車。
常磐線の輸送改善用として209系電車を基本に設計した車両で、
常磐線の交流電化区間では初の4扉車である。
常磐線では、東京への通勤圏が取手駅からさらに牛久、
土浦方面に伸び、取手以北の利用者が増え続けてきたが、
取手以北は石岡市にある気象庁地磁気観測所への
観測障害を避けるために交流電化となっており、
4扉ロングシートの103系は直流専用車両のため使用できなかった。
直流電化区間を北に伸ばすことは前記した理由から不可能であり、
既存の403系・415系は1982年(昭和57年)以降にロングシート車である
415系500番台や1500番台(ステンレス車)を導入したものの、
ともに3扉車であるため、混雑時の対応には限界があった。
さらに、土浦市や牛久市の商工会議所や選出国会議員などが中心となった
「県南常磐線輸送力増強期成同盟会」が常磐線「快速電車」の延伸という要望を、
当時の運輸省などに継続的に行っていた。
これは沿線のイメージアップのために近郊形電車ではなく、
4扉の通勤形電車を投入して欲しいという要望であった。
これらの問題を総合的に解決するために、
日本初の交直流通勤形電車として製造された。


(基本編成)

画像番号CIMG0866.JPGの画像は、
E501系基本10両 K703編成(基本10両)
郡山検査出場回送 試8124M

画像番号CIMG1160.JPGの画像は、
E501系基本10両 K704編成(基本10両)
郡山検査出場回送 試8124M

画像番号IMG 0752.JPGの画像は、
E501系 K702編成(基本10両)

画像番号IMG 9031.JPGの画像は、
E501系 K703編成(基本10両)

画像番号DSC 8204.JPGの画像は、
郡山検査入場回送
E501系 K703編成(基本10両) 回8125M

画像番号DSC 0706.JPGの画像は、
郡山検査入場回送
E501系 K704編成(基本10両) 回8125M

画像番号IMG 0730.JPGの画像は、
郡山検査入場回送
E501系 K702編成(基本10両) 回8125M

画像番号IMG 9031.JPGの画像は、
E501系 K703編成(基本10両)

画像番号FH0028.JPGの画像は、
E501系基本10両 K703編成(基本10両)
郡山検査出場回送 試8124M

(付属編成)

画像番号CIMG1406.JPGの画像は、
E501系K751編成(付属5両)
郡山入場廃車回送 回8125M

画像番号IMG 1048.JPGの画像は、
郡山検査出場回送
E501系 K752編成(付属5両) 試8124M

画像番号DSC 8083.JPGの画像は、
郡山検査出場回送
E501系 K753編成(付属5両) 試8124M