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〔ジョイフルトレイン電車関連の解説〕
E3系700番台R18編成「とれいゆ」
秋田新幹線用の0番台のうち、
R18編成が川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)に海上輸送され、
観光列車「とれいゆ」に改造されることになった。
「とれいゆ」という名称は「トレイン(列車)」と
「ソレイユ(フランス語で太陽の意味)」、
さらに温泉の「湯」を組み合わせた造語で、
「食(太陽の恵みによる様々な食材)」、「温泉」、
「歴史・文化」、「自然」を温泉街のように散策しながら列車の旅を楽しむ、
というテーマが凝縮された列車であることから命名された。
福島駅 - 新庄駅間の山形新幹線区間で、
臨時特急列車「とれいゆ つばさ」として2014年7月19日に営業運転を開始し、
土休日を中心に年間120日程度の運行が予定されている。
定員は143名(120名)で、全席指定席として運行される。
6両編成で、11号車(23席)が普通車指定席、12 - 15号車(120席)が、
「お座敷指定席(語らいの間)」、5号車が「湯上りラウンジ(モノや人との出会いの間)」、
16号車が「足湯(くつろぎの間)」となっている。
エクステリアは山形県中央部にある「月山」をモチーフとした緑色を中心に、
山形県を流れる「最上川」をモチーフとした青色を先頭部に、
蔵王をモチーフとした白色を全体的に配している。
デザインは奥山清行が担当した。
なお、「とれいゆ」に改造されたR18編成は700番台に改番され、
2014年6月25日から試運転が開始された。
元グリーン車のE311形が普通車に格下げされて新形式のE321形が誕生したが、
座席はグリーン車時代のものを使用している。
なお、16号車の足湯は本列車を使用する
びゅう旅行商品の利用者のみに販売される足湯利用券が必要であるが、
当日の状況により車内でもアテンダントより購入できる場合がある。
画像番号DSC 8558.JPGの画像は、
E3系700番台R18編成「とれいゆ」米沢にて
700番台「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」
秋田新幹線用の0番台のうち、
R19編成が川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)に海上輸送され、
観光列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」に改造されることになった。
世界最大規模のアートイベント
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催される新潟エリアに、
首都圏や海外から、さらに地元の利用客も楽しめる新しいコンテンツとして、
「移動する現代アートの美術館」を投入することとなった。
2016年春頃から、新潟エリア(越後湯沢?新潟間)を中心とした上越新幹線区間を、
臨時列車として土休日を中心に年間120日程度運行される予定。
定員は105名(予定)。
インテリアは車両ごとにアーティストが制作した現代アートで形作られる。
6両編成で、11号車が「松本尚(絵画)」、
12号車が「小牟田悠介(平面)」、
13号車がカフェ・キッズスペースで「古武家賢太郎(絵画)」「paramodel(絵画・彫刻)」、
14号車が「石川直樹(写真)」、15号車が「荒神明香(立体)」、
16号車が「ブライアン・アルフレッド(映像)」となっている。
エクステリアは、新幹線の車体全体に夏の夜空を彩る長岡の花火を描き出すデザイン。
蜷川実花が担当した。
画像番号DSC 8756.JPGの画像は、
E3系700番台R19編成「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」
E001系 TRAIN SUITE 四季島
東日本旅客鉄道(JR東日本)が、
2017年5月1日に運行開始予定の周遊型臨時寝台列車(クルーズトレイン)である。
JR東日本が2013年6月4日に、
観光立国の推進の一環としてクルーズトレインを新造する計画を発表し、
運行開始は2016年春以降を目指すとして同時に初期イメージ図を公開した。
2014年6月3日には、奥山清行がプロデュースを担当した車体の第2次デザインを公表され、
運行開始予定を2017年春頃に改めた。
同年10月7日には、列車名を「TRAIN SUITE 四季島」に決定したことが発表された。
列車名の「四季島」は日本の古い国名「敷島」の同音異字であり、
美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、
時間と空間の移り変わりを楽しむ列車であるという想いを込めて命名したとしている。
因みに、車両デザイン発表後も内外装の調整が何度か実施されている。
動力方式は架線集電(2・3号車と8・9号車にパンタグラフを装備)により
駆動する電車の機能と、ディーゼル発電機(1・10号車に搭載)により
発電した電力で駆動するディーゼル・エレクトリック方式気動車の
機能を併せ持つ新システム「EDC方式」を採用しており、
制御方式には主変換装置によるVVVFインバータ方式を採用している。
1・2・3号および8・9・10号車が3両ユニットの電動車として構成されており、
電化区間と非電化区間の両方で走行可能となるほか、
保安装置はDS-ATC・ATS-P・ATS-Ps・ATS-DNを装備している。
電気方式は直流1,500 V、交流20 kV 50/60 Hz、
交流25 kV 50 Hzの4電源方式に対応した交直流電車であり、
直流区間では架線の電源を2・3号および8・9号車の屋根上に搭載された
パンタグラフから各電動車に搭載された主変換装置に直接送られるが、
交流区間では2・9号車に搭載された
主変圧器により降圧された後に各電動車に搭載された主変換装置に送られる方式であり、
架線の直流・交流電源の切替は屋根上のパンタグラフ設置付近に
装備された交直切換器を切替えることで行われる。
これにより、北海道新幹線向けに電圧が異なる
青函トンネル内を含めたJR東日本・JR北海道の
ほぼすべての路線で自走が可能となっている。
画像番号DSC 7456.JPGの画像は、
E001系10両試運転 郡山にて。
E655系電車
E655系電車(E655けいでんしゃ)は、2007年(平成19年)に登場した
東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流特急形電車。
6両編成1本が在籍し、「なごみ(和)」の愛称を持つ。
これまで天皇・皇族の乗用車両として昭和初期から中期に製造された
お召し列車用の皇室用客車「1号編成」が製造から40年 - 70年を経過し、
老朽化も進行していたことから、これらの置き換え用として製造された。
1号編成は天皇・皇族と随伴員のみ乗車可能だったが、
本系列では天皇や要人(国賓など)が利用する「特別車両」を外し、
「ハイグレード車両」と呼ばれる5両編成とすることで、
一般客の利用にも対応しており、
お召し列車だけでなく団体専用列車(いわゆるジョイフルトレイン)としての
役割も兼ね備えている。
本系列は、お召列車専用ではない。
そのため、特別車両以外の車両には一般の人も乗車できるが、
団体専用列車での運行となるため、
JR東日本の会員制クラブ「大人の休日倶楽部」のジパング・クラスと、
ミドル・クラスの会員になりツアーを申し込むか、
近畿日本ツーリストなどの旅行代理店のツアーを申し込まなくてはならない。
なお、乗車料金には特別な設定はされておらず、
運賃と特急料金とグリーン料金の合計金額である。
本系列に一般の人が乗れる機会は年に数回で、乗車希望者は多い。
画像番号IMG 5424.JPGの画像は、
尾久車両センター所属の
E655系なごみ団臨
画像番号IMG 9263.JPGは、
E655系なごみ磐越西線としては初入線
2009年8月22日・23日の両日
「会津ロイヤルツアー」ということで会津若松に、
ハイグレード列車E655系「なごみ(和)」が運転されました。
郡山〜喜久田間にて、
205系600番台「いろは」
いろはは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が2018年4月より運行開始した、
「のってたのしい列車」用の鉄道車両(電車)である。
2018年4月1日から6月30日まで開催される
「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンに合わせ、
観光での日光線利用者により快適な移動時間を提供する列車として登場した車両である。
愛称の「いろは」は、日光の名所の一つである「いろは坂」と
「物事のいろは」を掛け合わせたもので、
日光への旅の始まりである日光線の車内で、
日光の様々な魅力を感じていただきたいという思いを込めて付けられた。
ロゴマークもいろは坂の頭文字である「い」をモチーフに、
いろは坂のカーブの数と同じ48色で彩りが加えられている。
背景は日光線の路線カラーであるクラシックルビーブラウンを配色し、
形状はいろはの頭文字の「I」とレールの断面をイメージさせる形状とされた。
しかし、2022年3月12日のダイヤ改正にて、
いろはを含む日光線を走る全205系電車がE131系電車によるワンマン列車へと置き換えられ、
運行を終了することが発表された。
ただし、この新型電車は、外観や座席の布色に、いろはの雰囲気が残されている。
画像番号CIMG0537.JPGの画像は、
205系600番台「いろは」
485系シルフィード
東日本旅客鉄道(JR東日本)が1990年(平成2年)以降に運用している
鉄道車両(電車)で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。
JR東日本新潟支社では、日本国有鉄道(国鉄)時代から、
継続して12系客車を改造した6両編成の和式(お座敷)客車
(1985年(昭和60年)にサロンカー「サロン佐渡」1両を追加)と、
キハ28形・キハ58形気動車カーペット車を運用していた。
1987年(昭和62年)には欧風車両である
「サロンエクスプレスアルカディア」の運行を開始したが、
1988年(昭和63年)3月30日に火災事故を起こし、使用不能となっていた。
当時、新潟支社のジョイフルトレインは、
分割民営化以後に首都圏への乗り入れが増加していたが、
それまでのジョイフルトレインは一部を除いて客車か気動車であった。
このうち客車の場合は機関車の付け替えなどによる要員確保が必要であるほか、
気動車の場合は機動性については申し分ないものの
走行性能は電車と比べて低いほかブレーキ性能も異なるといった制約があった。
そこで、ベースを交直流電車とした上で、
非電化線区ではディーゼル機関車による牽引を可能にすることで、
これらの問題を解決することになった。
いずれの車両も、編成短縮化により余剰となっていた
サロ189形を種車とした改造車名目ではあるが、車体は新製されており、
種車からは一部の部品が流用されたにすぎない。
また、制御装置や電動機、台車などの走行機器については、
485系1000番台の予備品が使用されたことから、
485系の形式番号が付与された。
ジョイフルトレインでは初めての交直流電車であり、
形式は先頭車がクロ484形とクモロ485形、中間車はモロ484形である。
改造は車体鋼体をそれぞれ近畿車輛・東急車輛製造・新潟鐵工所で新製し、
新津車両所で最終的な艤装工事が行われた。
この時点では全車両がグリーン車扱いであった。
画像番号IMGP1025.JPGの画像は、
485系シルフィード
485系カーペットカーNO.DO.KA(のどか)
東日本旅客鉄道(JR東日本)が、
2001年(平成13年)以降に運用している鉄道車両(電車)で、
ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。
JR東日本新潟支社では、日本国有鉄道(国鉄)時代から、
継続して12系客車を改造した6両編成の和式(お座敷)客車、
(1985年(昭和60年)にサロンカー「サロン佐渡」1両を追加)と、
キハ28形・キハ58形気動車カーペット車を運用していた。
1987年(昭和62年)には欧風車両である
「サロンエクスプレスアルカディア」の運行を開始したが、
1988年(昭和63年)3月30日に火災事故を起こし、使用不能となっていた。
当時、新潟支社のジョイフルトレインは、
分割民営化以後に首都圏への乗り入れが増加していたが、
それまでのジョイフルトレインは一部を除いて客車か気動車であった。
このうち客車の場合は機関車の付け替えなどによる要員確保が必要であるほか、
気動車の場合は機動性については申し分ないものの
走行性能は電車と比べて低いほかブレーキ性能も異なるといった制約があった。
そこで、ベースを交直流電車とした上で、
非電化線区ではディーゼル機関車による牽引を可能にすることで、
これらの問題を解決することになった。
上沼垂運転区(現・新潟車両センター)に配置され、
2001年10月より営業運行を開始し、
DE10形ディーゼル機関車の牽引により非電化線区へ乗り入れ、
さらに同年10月には交流電化区間にも入線するなど、
車両の特徴を生かした団体専用列車を中心に運用された。
2001年(平成13年)1月には、客室設備はそのままに普通車に格下げされ、
次のように改番された。
1号車 クハ484-701(旧クロ484-1) - 展望車・電源車
2号車 モハ484-701(旧モロ484-1)
3号車 クモハ485-701(旧クモロ485-1) - 展望車
同年10月には、カーペット車両に改装し、同時に愛称を「NO.DO.KA」(のどか)に変更した。
この際に、便所の増設と塗装デザインの変更を行なった。
なお、非電化線区用の発電機器類はそのまま残されている。
その後も、団体専用列車を中心に運用されている。
いずれの車両も、編成短縮化により余剰となっていた
サロ189形を種車とした改造車名目ではあるが、車体は新製されており、
種車からは一部の部品が流用されたにすぎない。
また、制御装置や電動機、台車などの走行機器については、
485系1000番台の予備品が使用されたことから、485系の形式番号が付与された。
ジョイフルトレインでは初めての交直流電車であり、
形式は先頭車がクハ484形とクモハ485形、中間車はモハ484形である。
改造は酒田リニューアルセンター(旧酒田機関区)が担当した。
この時点では全車両が普通車扱いになった。
塗装デザインは、車体下半分を白、上半分をベージュとし、
その境目に黄緑と紫(パープル)の帯を入れたものとした。
画像番号DSC 7726.JPGの画像は、
485系カーペットカーNO.DO.KA(のどか)
485系 リゾートやまどり
「群馬デスティネーションキャンペーン」開催に合わせて、
JR東日本高崎支社の新しい観光列車として、
2011年に運行を開始した高崎車両センター所属の
485系電車によるジョイフルトレインである。
編成番号はYD01。名称は群馬県の県鳥「ヤマドリ」に由来する。
485系電車の6両編成でテーマは「癒しと郷愁」で、
編成は上野方からクハ484-703・モハ484-703・モハ485-703
モハ484-704・モハ485-704・クハ485-703。
群馬デスティネーションキャンペーンに合わせ、
2011年夏から吾妻線を中心とした高崎支社エリアを中心に運用される。
高崎車両センターに所属している。
後述する「やまなみ」のMM'ユニットと「せせらぎ」編成を種車に、
東急車輛製造で改造施工をした6両編成。
1999年に登場したお座敷電車「やまなみ」のうち中間の2両と、
2001年に登場したお座敷電車「せせらぎ」の全4両を2011年に、
再改造した座席車のジョイフルトレインである。
グリーン車から普通車に格下げされたため形式はロからハへと変更されているが、
車内は座席が1+2の3列となっておりグリーン車並みの設備となっている。
画像番号DSC 0010.JPG・DSC 0423.JPGの画像は、
485系 リゾートやまどり
485系きらきらうえつ
東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社が、
新潟駅 - 酒田駅・象潟駅間を白新線・羽越本線経由で運行する快速列車である。
新潟駅で上越新幹線に接続し、新潟県下越地方、
山形県庄内地方を走行する臨時列車で、年間を通じて主に週末を中心に運転される。
列車名は、羽越本線に寄り沿う日本海の美しさを「きらきら」で表現するとともに、
路線名の由来でもある沿線地域の旧国名「出羽国」と
「越後国」を合わせた「羽越」を表したものである。
沿線には日本海に沈む夕日や出羽三山、かつての城下町である鶴岡市と村上市、
北前船の文化が根付く湊町の酒田市などをはじめ数々の観光地が存在し、
また多種多様な食材が豊富な立地でもあり、四季を通じて観光資源に恵まれている。
こうしたことから「きらきらうえつ」には「乗ってうれしい・降りて楽しい」という
キャッチコピーが銘打たれ、沿線観光が主眼に置かれており、
停車各駅からの観光コースも設定されている。
JR東日本新潟支社と秋田支社、仙台支社では沿線自治体と共同で観光振興に取り組んでいるほか、
山形新幹線の在来線区間を運行する臨時特急列車「とれいゆ つばさ」などと、
合わせた周遊観光ルートの提案を進めている。
新潟車両センター所属の485系電車700番台「きらきらうえつ」専用4両編成が充当される。
外装はホワイトをベースに、羽越本線沿線の色彩豊かな四季の風景を、
イメージカラー化してパッチワーク風に配色した塗装が施されている。
種車の485系は高運転台だが、
きらきらうえつ編成は車窓の眺望性を高めるため低運転台に改造されている。
なお、きらきらうえつ編成が定期検査等のため運用できない場合は、
快速「きらきらうえつ」は他車両での代替運転は行わず、全区間で運休となる。
画像番号DSC 7087.JPGの画像は、
485系きらきらうえつ TOCHIGIバルトレイン
485系 宴(うたげ)
JR東日本東京地域本社(当時)では、
「なごやか」・「江戸」の2編成の和式車両(お座敷客車)を保有しており、
中・高年代層の団体輸送に使用されてきた。
しかし、需要に追いつかず、申し込みを断るケースも多々あったことから、
新たな和式車両の投入を行なうことになり、
改造された車両である。
当初から和式車両への改造が行なわれた交流直流両用電車は、
JR東日本では本車両が初めてである。
少なくともJR東日本の電化区間であれば、
信号方式がATC専用の区間でない限り走行可能で、
機関車交換が不要で走行速度も高いために、
到達時分の短縮も図れることになったことから、
以後485系改造の和式車両がいくつか登場することになる。
いずれの車両も485系電車からの改造で、
先頭車がクロ484形とクロ485形、
中間車はモロ484形とモロ485形である。
各車両の番号は「シルフィード」・「リゾートエクスプレスゆう」からの続き番号となっている。
全車両がグリーン車扱いである。
画像番号DSC 2582.JPGの画像は、
485系 宴(うたげ)
485系 華(はな)
JR東日本東京地域本社(当時)では、
お座敷客車「なごやか」「江戸」、
お座敷電車「宴」の3編成の和式車両を保有しており、
中・高年代層の団体輸送に使用されてきた。
しかし、客車編成は老朽化に加えて、
機関車による牽引となることから速度面で電車に劣り、
特に首都圏での運行ではダイヤ作成上の障害となっていた。
このため、「なごやか」の代替編成として、
和式電車を製作することになったものである。
いずれの車両も485系電車からの改造で、
先頭車がクロ484形とクロ485形、
中間車はモロ484形とモロ485形である。
各車両の番号は「リゾートエクスプレスゆう」・「宴」からの続き番号となっている。
全車両がグリーン車扱いである。
画像番号IMG 9667.JPGの画像は、
485系 華(はな)
ジョイフルトレイン485系「ジパング」
2012年(平成24年)4月から6月まで開催される
「いわてデスティネーションキャンペーン(いわてDC)」に合わせて、
JR東日本盛岡支社の新しい観光列車として同年4月1日より運行を開始した。
485系電車から改造された「ジパング」は、
「東北地方の歴史と自然」と2011年(平成23年)に、
世界遺産に登録されたばかりの「平泉」への期待をデザインし、
「落ち着き」「重厚感の中にあるさりげない煌きらびやかさ」
をテーマとしている。
盛岡車両センター所属の4両編成で郡山総合車両センターで改造工事を施工。
1号車・4号車は高崎支社高崎車両センター所属の和式車両で、
「リゾートやまどり」への改造で余剰となっていた
「やまなみ」の先頭車クロ485-4・クロ484-6が種車。
普通車化と視認性向上で上部に前照灯を増設。
2号車・3号車は特急「つがる」等で運用されていた
青森車両センター所属のモハ485・484-3014が種車。
側面方向幕を撤去しサボ入れを新設。
このため先頭2両は屋根がドーム状になっているが、
中間車2両は屋根上に冷房装置などが突き出ているほか、
車体も裾絞り構造など相違点がある。
車体カラーは黒色を基調とし、
先頭車には華やかさと雄大な自然をイメージした
金と緑の「ジパング」のロゴマークが描かれている。
画像番号DSC 4335.JPGの画像は、
ジョイフルトレイン485系「ジパング」
485系リゾートエクスプレスゆう
JR東日本東京地域本社と水戸支社で、
共通使用するジョイフルトレインとして、
1991年にサロ183形・189形・481形を種車に、
4両が大井工場(現・東京総合車両センター)で2両が、
大船工場(現・鎌倉車両センター)で改造された。
非電化区間への直通運用を考慮し、専用の電源車も同時に改造で登場した。
水戸支社で使用してきた和式客車スロ81形・スロフ81形
「ふれあい」の後継編成であると同時に、
首都圏のジョイフルトレインの新しいシンボルとして、
「コンフォートクオリティ」を目指した。
外部塗色はフュージョンベージュをベースカラーとし、
窓周りにフィロスブラウンを配し、
窓上にアクセントとしてペパーミントグリーンのピンストライプが入る。
1998年に内装を和式化し、
引き続き常磐線系統を中心に各種の臨時列車・団体列車に使用されている。
車体断面は651系と同様、下部をしぼった曲面で構成された。
側面窓には大型の連続窓が採用された。
車両前面はセンターピラーの幅を広げた上で、
縦長の電照式ヘッドマークとした。
センターピラーの下には縦型2灯式の前照灯を設置し、
その両側に尾灯兼用のLED標識灯を配した。
集電装置(パンタグラフ)はモロ484に1基搭載するが、
中央東線などのトンネル断面の小さい線区への入線も可能なように、
パンタグラフ取り付け部分の屋根は一段低くなっている。
電源車を除いた全車両がグリーン車扱いである。
画像番号FH0005.JPGの画像は、
485系リゾートエクスプレスゆう (お座敷化改造前)
画像番号DSC 2712.JPG
485系リゾートエクスプレスゆう (お座敷化改造後)
485系 彩(いろどり)
長野支社では14系客車改造のジョイフルトレイン「浪漫」を、
1995年から保有していたが、老朽化の進行ならびに機関車牽引による
運用効率の問題から廃車させることになり、
代替の後継車両として485系電車から改造されたのが「彩」である。
快速「くびき野」で限定運用されていた
新潟車両センター所属の4両編成であるT21・22編成から、
T21編成の制御車を除いた6両を充当した。
なお、余剰となったクハ481−333・1507は廃車・解体となっている。
2006年5月から12月の間に長野総合車両センターで改造を施工した。
制御車は北海道向け耐寒耐雪強化形の1500番台、
中間電動車は本州向け耐寒耐雪強化形の1000番台をベースとする。
これまでのJR東日本が所有する485系改造のジョイフルトレインは、
台枠・機器類の流用で車体は新たに新造されていたが、
「彩」では車体は流用とされ内装の改造が主とされた。
全車両がグリーン車扱いである。
画像番号IMG 0019.JPG・IMG 0080.JPGの画像は、
485系 彩(いろどり)
485系やまなみ
やまなみは、老朽化していた12系客車改造の
お座敷列車「くつろぎ」の代替として1999年に、
485系電車を改造して登場したお座敷列車である。
改造は大宮工場(現・大宮総合車両センター)が担当した。
コンセプトは「ハイグレネードな日本調空間」。
後述の「せせらぎ」と併結運転が可能であった。
旧「やまなみ」は中間車のみを「リゾートやまどり」に改造し、
残る先頭車2両は高崎車両センターに留置されていた。
全車両がグリーン車扱いである。
画像番号IMG 1310.JPGの画像は、
485系やまなみ
485系せせらぎ
老朽化していた12系客車改造の
お座敷列車「やすらぎ」の代替として2001年に、
485系電車を改造して登場したお座敷列車である。
改造は郡山工場(現・郡山総合車両センター)が担当した。
前述の「やまなみ」と併結運転が可能であり、
号車番号は「やまなみ」の1号車〜4号車に続くように、
5号車〜8号車と付けられていた。
「リゾートやまどり」に改造するため、
2010年7月12日に東急車輛製造に入場し、
2011年2月10日に出場した。
全車両がグリーン車扱いである。
画像番号IMG 1322.JPGの画像は、
485系せせらぎ
485系ニューなのはな
JR東日本千葉支社では、1986年よりお座敷電車「なのはな」を保有し、
団体輸送に使用されてきた。
しかし、老朽化に加えて、直流電車であったことから、
交流電化区間への乗り入れが出来ず、運用に制約があった。
このため、「なのはな」の代替と同時に、
サービスレベルの向上を主眼として開発された車両である。
いずれの車両も485系電車からの改造で、
先頭車がクロ484形とクロ485形、
中間車はモロ484形とモロ485形である。
各車両の番号は「リゾートエクスプレスゆう」・「宴」・「華」からの
続き番号となっている。
全車両がグリーン車形式であるが、
後述するように座席仕様での運用も可能であり、
この場合は普通車扱いとなる。
画像番号DSC 2814.JPGの画像は、
485系ニューなのはな
719系フルーティア
フルーティアは、ついにヴェールをぬぎました。
2015年4月のふくしまデスティネーションキャンペーンに合わせて、
「走るカフェ」をコンセプトとした
「フルーティア」を719系1編成(2両)を改造
(カフェカウンター車両1両、座席車両1両)することとなった。
改造工事の際シングルアーム式パンタグラフ・スカート形状換装車に改造
画像番号DSC 6132.JPGの画像は、
719系フルーティア
画像番号DSC 0204.JPGの画像は、
フルーティアふくしま ラストラン
フルーティアふくしま1号
磐越西線の旅 9271M 719系S−27編成
郡山→喜多方