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FH0009 

FH000010 

FH0045 

FH0088 

FH0093 

FH1000 

FH1001 

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FH0087 

 



クモヤ441形交直流牽引車
1976年〜1978年に72系モハ72より改造された交直流牽引電車である。
「牽引車」とは「工場や電車区などで修理車や入換用車輌を牽引したり、
自走装置のない車両や中間電動車などの試運転や移動に使用する」
(国鉄電車ガイドブック・旧性能電車編(下)より抜粋)という、
旅客扱いを行わない業務用の事業用車である。
本形式が改造された1970年代半ばでは、
大抵が一線を退いた旧型国電の改造で賄っていたため、
本形式も旧型通勤電車の72系モハ72形より改造されたものである。

画像番号FH1000.JPGの画像は、
クモヤ441−3


クモヤ743形交流牽引電車
東日本旅客鉄道(JR東日本)がかつて所有した事業用交流牽引電車である。
奥羽本線福島 - 山形間は、1992年(平成4年)7月1日開業で、
山形新幹線による新在直通運転が開始されたが、
それに伴う軌間の狭軌(1,067mm)→標準軌(1,435mm)への
改軌工事は1991年11月5日に完了。同区間の普通列車は山形線の愛称で、
充当車両には東北本線で運用されていた719系電車を標準軌仕様とした5000番台が投入され、
山形運転所(→山形電車区→山形車両センター→現・山形新幹線車両センター)へ配置された。
当初719系5000番台の定期検査は仙台総合車両所(現・新幹線総合車両センター)で、
実施を計画されたが、同番台区分は東北新幹線区間の保安装置は未搭載の上に、
架線電圧交流50Hz20kVのみ対応であることから、
同25kVの福島以北を自力走行できないために牽引車が必要となり、
クモヤ143形直流職用車を種車に改造施工で落成したのが本形式である。
なお本形式は普通鉄道構造規則による確認のほかに、
新幹線鉄道構造規則に基づいた新幹線用交流牽引車で、
新幹線車両としての確認も取得した新幹線区間で、
自力運転が可能な唯一の在来線用電車であった。

画像番号FH1001.JPGの画像は、
クモヤ743−1


443系電車
443系電車は、日本国有鉄道(国鉄)が1975年(昭和50年)に製造した、
電気検測用の事業用交流直流両用電車である。
架線検測を行うクモヤ443形と、信号検測を行う
クモヤ442形の2両編成で構成される。
2編成4両が近畿車輛で製造された。
外観は同時期に製造されたキヤ191系に準じており、
当時の特急形電車の前頭部と、急行形電車並の車体を組み合わせた形態で、
側窓は上下2段のユニット窓(外ハメ式)となっている。
車体塗色は当時の交直流電車の標準色であった
ピンク(赤13号)とクリーム(クリーム4号)の塗り分けとなっている。
前面には警戒色の目的でクリーム色が配されているが、
特急形の矢羽模様同様、側面まで回りこんでいる。
様々な運用をこなす必要から、両端には双頭連結器が備えられている。
架線については、検測室内パネル上の切替スイッチにより、
直流、交流50Hz、同60Hzの計測が可能であり、
また測定室内の天井部には速度計を備え、
測定中の速度確認が可能である。

画像番号FH0087.JPGの画像は、
443系


キヤ191系(検測車)
日本国有鉄道が製造し、東日本旅客鉄道および西日本旅客鉄道に継承、
在籍した架線・信号検測用の試験気動車である。
1974年から1976年までの各年に1編成ずつ、
計3編成6両が富士重工業で製造された。

画像番号FH0088.JPGの画像は、
キヤ191系(検測車)

925系
925形S1編成1979年に製造された。
黄地に緑帯である。S1編成とも称する。
200系の原型の一つである。
S2編成と異なり、あらかじめ各車の窓割りが検測車仕様で製造されていた。
長野新幹線開業に伴い、周波数50/60Hz両用対応、
勾配対策がなされ、軌道検測車は921-32を連結するよう改めた。
後記するE926形S51編成「East i」の登場で2001年に廃車された。

画像番号FH0045.JPGの画像は、
925系S1編成 ドクターイエロー

485系訓練車K26編成
1991年にJR東日本では、
乗務員を対象に定期的に行う異常時の取扱いや
応急処置等の教育訓練のため保留車を訓練用に整備することになった。
そのために本系列でもモハ484形を種車にモヤ484形に改造した訓練車が登場した。

画像番号FH0009.JPGの画像は、
485系訓練車K26編成
勝田車


455系訓練車
クヤ455-1
1991年にJR東日本では、乗務員を対象に定期的に行う異常時の取扱いや
応急処置等の教育訓練のため、
保留車を活用して訓練用編成を整備することになった。
455系ではクハ455形をベースにし、室内は座席を一部撤去、
テーブルとパイプ椅子を持込みミーティングルームとし、
備品収納用ロッカーや視聴覚教育用モニタ、
ビデオを搭載したクヤ455形に改造。
455系の1番ユニットと編成を組み、
塗装は交直流急行色に白帯と「訓練車」の表記が入れられていた。
2006年11月14日に編成に組まれていた
クモハ455-1の鉄道博物館展示準備を兼ねて、
郡山総合車両センターへ廃車回送されて形式消滅している。
クハ451-26→クハ455-203→クヤ455-1

画像番号FH000010.JPGの画像は、
455系訓練車


115系訓練車(横須賀線色)
1991年にJR東日本では、
乗務員を対象に定期的に行う異常時の取扱いや
応急処置等の教育訓練のため保留車を訓練用に整備することになった。

画像番号FH0093.JPGの画像は、
豊田車両センター115系訓練車横須賀線色


キヤ28(訓練車)
キヤ28 1
1991年にJR東日本では、
乗務員を対象に定期的に行う異常時の取り扱いや応急処置等の教育訓練のため、
訓練用編成として、余剰になった103系・113系・115系・455系、
485系などの電車で改造を行ったが、同様に気動車でも、
本系列からも盛岡車両センター所属車への改造が土崎工場で行われた。
車内は一部の座席が撤去され、備品収納用ロッカーやテーブル、
視聴覚教育用モニタ、ビデオを搭載するためのラックが装備されている。
外観上は白線2本と「訓練車」の表記が追加され、一般車とは区別されている。
改造後も盛岡車両センターに配属され、
キハ58 75と常にユニットを組む形で運用されたが、
2008年11月に廃車され形式消滅した。
(キハ28 102→)キハ28 2102→キヤ28 1

画像番号IMG 1687.JPGの画像は、
キヤ28−1