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E131系電車
東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。
房総地区の電化路線の末端区間におけるワンマン運転対応車両として、
2020年(令和2年)5月12日に製造が公表された。
同区間ではそれまで209系2000・2100番台が4両または6両編成で運用されていたが、
それぞれの線区・区間の利用状況に合わせて柔軟に列車設定が可能となるようにすること、
効率的なメンテナンスを行うための線路設備モニタリング装置および
車両状態監視保全に向けた装置を短編成ながら搭載すること、
利用客に対して快適な車両を提供することの3つの要件を解決する必要があったため、
新形式・新造車両の導入に至った。
これまで房総地区では、209系や211系など他線区で、
余剰となった経年車両を転属させた上で運用されており、
房総地区で新製車両が運用されるのは国鉄時代に投入された113系以来、51年ぶりとなった。
MM'ユニット方式を採用した209系では最短でも2M2Tの4両編成となるのに対し、
E131系では1M方式を採用して最短2両編成(1M1T)からの組成を可能とし、
運転席から乗降を確認するカメラなど、ワンマン運転対応機器を備える。
ステンレス製の幅広車体を採用し、スイッチング部とダイオード部、
またはダイオード部のみにSiCを採用して消費電力の抑制につなげる。
2020年7月に2編成4両が総合車両製作所新津事業所から出場し、
本線試運転が行われた。
2両編成12本の計24両を製造し、2021年(令和3年)3月13日から運用を開始した。
その後、2021年11月18日より相模線、
2022年3月12日より宇都宮線・日光線、2023年12月24日より鶴見線に投入。
また、2025年冬季より仙石線にも導入される予定である。
これらはいずれも老朽化した205系(相模線用500番台、
宇都宮線・日光線用600番台、鶴見線用1100番台、仙石線用3100番台)
の置き換えが主目的となっている。
(成田線、房総線は、209系からの置き換え)
600番台
E131系電車は、2021年(令和3年)3月13日に営業運転を開始した
東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車である。
600番台(宇都宮・日光線用)
デザインは宇都宮市で復元された火焔太鼓の山車を、
イメージした黄色と茶色のツートンカラーを採用し、
世界文化遺産である日光の社寺に施される文様にも
通じる賑やかで高級感のあるデザインとしている。
車内はオールロングシート仕様で、
座席表皮はレトロな茶色と黄色味を帯びた薄紅色を合わせて、
落ち着きと温かみのあるものとなっている。
Tc'車の後端部には車いす対応大型洋式トイレ設置している。
寒冷地を走行するため、先頭車には雪かきと霜取りパンタ(Mc車のみ)が、
全車の乗降口に凍結防止のためのドアレールヒーターが搭載されている。
また、勾配線区を走行することから
セラミック噴射装置(セラミック噴射装置は中間車の小山・日光寄りの台車にも搭載)と
ブレーキチョッパ装置、ブレーキ抵抗器を搭載している。
TN6編成
画像番号CIMG0518.JPGの画像は、
クモハE131−606
新製落成日、2021(令和3)年9月1日 新製配置、小山、製造、総合車輌製作所(新津)
画像番号CIMG0526.JPGの画像は、
モハE131−606
新製落成日、2021(令和3)年9月1日 新製配置、小山、製造、総合車輌製作所(新津)
画像番号CIMG0532.JPGの画像は、
クハE130−606
新製落成日、2021(令和3)年9月1日 新製配置、小山、製造、総合車輌製作所(新津)
クモハE131-601〜
黒磯方のパンタグラフ付直流制御電動車 (Mc) で、
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席設置
制御装置(VVVF制御)・パンタグラフ2基搭載
定員142名。
モハE131-601〜
中間電動車 (M) で、
ドアレールヒーター・パンタグラフ1基搭載
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席設置
定員160名。
クハE130-601〜
小山方の直流制御車(Tc)で、
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席
車いす対応大型洋式トイレ設置
セラミック噴射装置・ドアレールヒーター
CP空気圧縮機・SIV補助電源装置(静止型インバータ)搭載
定員135名。
800番台(仙石線向け)
現行の205系3100番台が老朽化のため順次置き換え、
「仙石線」となってからは初の新車となり、約80年ぶりに仙石線向けに導入、
同線へは首都圏で使われた中古車両が転属のうえ運用されていた。
現行の205系も、かつては山手線や埼京線で使用されていたものを、
仙石線向けにローカル転用改造され、導入され運用されていた。
内装デザインは沿線の海の景色をイメージし、
座席の背もたれはラインカラーのスカイブルーとなっている。
前面は205系のデザインや色を踏襲し、新たにドット柄を施す。
車体の幅を従来より約5%大きくし、乗客1人当たりの座席幅を2.5センチ広げる。
N1編成
画像番号DSC 9092.JPGの画像は、
クモハE131−801
新製落成日、2025(令和7)年4月11日、新製配置、仙台、製造、総合車輌製作所(新津)
画像番号DSC 9088.JPGの画像は、
サハE131−801
新製落成日、2025(令和7)年4月11日、新製配置、仙台、製造、総合車輌製作所(新津)
画像番号DSC 9084.JPGの画像は、
モハE130−801
新製落成日、2025(令和7)年4月11日、新製配置、仙台、製造、総合車輌製作所(新津)
画像番号DSC 9080.JPGの画像は、
クハE130−801
新製落成日、2025(令和7)年4月11日、新製配置、仙台、製造、総合車輌製作所(新津)
クモハE131-801〜
石巻方のパンタグラフ付直流制御電動車 (Mc) で、
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席設置
制御装置(VVVF制御)・パンタグラフ1基搭載、トイレ設置。
定員135名。
サハE131-801〜
中間付随車 (T) で、
ドアレールヒーター
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席設置
定員160名。
モハE130-801〜
中間電動車 (M) で、
ドアレールヒーター・パンタグラフ1基搭載
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席設置
定員160名。
クハE130-801〜
あおば通方の直流制御車(Tc)で、
オールロングシート仕様・フリースペース・優先席
セラミック噴射装置・ドアレールヒーター
CP空気圧縮機・SIV補助電源装置(静止型インバータ)搭載
定員142名。
EV-E301系電車
東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般型直流用蓄電池駆動電車である。
愛称は「ACCUM」(アキュム)。
この電車は、屋根上に集電装置(パンタグラフ)を持つ、
VVVFインバータ制御の電車に走行用のリチウムイオン電池を搭載し、
架線のない区間でのモーターによる走行を可能にした営業用蓄電池駆動電車である。
車体は総合車両製作所 (J-TREC) が開発した次世代ステンレス車両
「sustina」を採用したステンレス製車両で、
同社のブランド名「sustina」[2]を採用した車両としては、
東急東横線5050系サハ5576号に続く二例目となる。
前頭部は非貫通構造で前面窓上部には前部標識灯と、
3色LED式の行先表示装置を装備。
運転室は事故などの衝突時おける乗務員の保護を図るため、
前面部の構造を強化し運転室背面には救出口を設けており、
ワンマン運転を行うため運賃箱、室内確認ミラー、ワンマン操作器、
ワンマン設定器を設置している。
側面は両開き3扉で、
一部の扉の横にドア扱い表示器と上部に3色LED式の行先表示装置が装備されている。
また、非電化区間と電化区間の両方のホームの高さに対応できるように、
車両の床面高さを1130mmに設定して、段差の低減を図っている。
形式は宇都宮方の先頭車がEV-E300形、烏山方の先頭車はEV-E301形となっており、
2両編成で運転される。
両形式とも制御電動車で、いずれも後位側の台車に主電動機を2基装備している。
EV-E301形には集電・充電兼用のシングルアーム式のパンタグラフ2基を搭載し、
大きな集電電流による急速充電に対応するため、パンタグラフのすり板を強化している。
愛称の「ACCUM」は、蓄電池を表す英語「Accumulator」から採られている。
また、形式のEVは「Energy storage Vehicle」の略である。
また、2015年5月21日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。
V1編成
画像番号DSC 7948.JPGの画像は、
EV−E300−1
新製落成日、2014(平成26)年1月23日、新製配置、小山、製造、総合車両製作所(横浜)
画像番号DSC 7952.JPGの画像は、
EV−E301−1
新製落成日、2014(平成26)年1月23日、新製配置、小山、製造、総合車両製作所(横浜)
V3編成
画像番号CIMG0500.JPGの画像は、
EV−E300−3
新製落成日、2017(平成29)年2月25日、新製配置、小山、製造、総合車両製作所(横浜)
画像番号CIMG0498.JPGの画像は、
EV−E301−3
新製落成日、2017(平成29)年2月25日、新製配置、小山、製造、総合車両製作所(横浜)
EV-E300-1〜(Mc')
宇都宮方の蓄電池式制御電動車で、
EV-E300形とユニットを組む。
車内はロングシート配置。
CP空気圧縮機・SIV補助電源装置(静止型インバータ) ・Bt走行用バッテリーを搭載。
トイレは設置されていない。
定員133(座席48)名。
EV-E301-1〜(Mc)
烏山方の蓄電池式制御電動車で、
EV-E301形とユニットを組む。
車内はロングシートの配置。
VVVFインバータ制御・Bt走行用バッテリー・パンタグラフを搭載する。
トイレは設置されていない。
定員133(座席48)名。