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205系
1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車。
当初は日本国有鉄道(国鉄)により、
また国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)と、
西日本旅客鉄道(JR西日本)により設計・製造された。

500番台 相模線向け
相模線では1991年3月16日から運用を開始し、
国府津車両センターの500番台4両編成 (Tc M M' Tc') が使用されている。
当初は豊田電車区(現・豊田車両センター)所属だったが、
1996年10月に横浜支社が発足し相模線は同支社の管轄とされたため、
1996年12月1日付けで国府津電車区(現・国府津車両センター)に転属した。
2018年5月時点でドア付近のつり革増設工事は行われていない。
なお、2021年11月18日より同線区にE131系電車が総数48両(4両×12 編成)投入、
営業運転を開始し、2022年2月26日をもって全編成が置き換えられ運用を終了した。


画像番号DSC 1090.JPGの画像は、
クハ205−505
新製落成日、1991(平成3)年1月29日、新製配置、豊田、製造、東急車輌
転属日、1996(平成8)年12月1日、転属配置先、国府津
廃車日、2022(令和4)年6月10日、国府津

画像番号DSC 1092.JPGの画像は、
モハ205−505
新製落成日、1991(平成3)年1月29日、新製配置、豊田、製造、東急車輌
転属日、1996(平成8)年12月1日、転属配置先、国府津
パンタグラフシングルアーム化
施行日、2009(平成21)年2月10日、
廃車日、2022(令和4)年6月10日、国府津

画像番号DSC 1094.JPGの画像は、
モハ204−505
新製落成日、1991(平成3)年1月29日、新製配置、豊田、製造、東急車輌
転属日、1996(平成8)年12月1日、転属配置先、国府津
廃車日、2022(令和4)年6月10日、国府津

画像番号DSC 1096.JPGの画像は、
クハ204−505
新製落成日、1991(平成3)年1月29日、新製配置、豊田、製造、東急車輌
転属日、1996(平成8)年12月1日、転属配置先、国府津
廃車日、2022(令和4)年6月10日、国府津


600番台 日光線・宇都宮線向け
日光線で運用されていた小山車両センター所属の107系0番台ならびに、
宇都宮線小金井 - 黒磯間で運用されている
高崎車両センター所属211系置き換え用として、
E233系5000番台投入によって余剰となった
京葉車両センター所属車とE233系7000番台投入によって、
余剰となった川越車両センター所属車に改造工事を施工して落成した番台区分である。
MT比2M2Tの4両編成12本計48両が小山車両センターに配置される計画で、
このうち4本16両が日光線向け、8本32両が宇都宮線向けとされ、
宇都宮線向けは日光線でも運用される。
このうち、Y1 - Y10編成は元京葉車両センター所属車、
Y11・Y12編成は元川越車両センター所属車両のため前面が異なる。
日光線向け車両のラインカラー帯は同線で運用されていた
107系レトロ調塗色車と同様のクラシックルビーブラウン
ゴールド・クリームの3色を配するほか、
車体側面には107系と同じ沿線名所をモチーフにした
エンブレムステッカーを貼り付けている。
一方、宇都宮線向け車両のラインカラー帯はE231系近郊タイプと同様の湘南色を配する。
前面・側面の方向幕は、元京葉車が日光線関係のコマが茶色地に107系と同様のレトロ調フォント、
宇都宮線関係のコマが緑地に通常フォントとされた。
一方、元川越車はLEDをそのまま使用している。
クハ205・204形は、前面運行番号表示器をLED化し、
4両編成2本での併結運用を考慮して電気連結器を追設している。
保安装置はATS-P形に加えATS-SN形を搭載する。
また、クハ205形は、後位4位側に車椅子対応の大形洋式トイレを新設し、
向かいの3位側に車椅子スペースを設置した。
車内は大きな変更はないが、座席モケットと側窓カーテンの交換が実施されている。
また、寒冷地での運用を考慮して客用ドアレール下部へレールヒーターを設置、
客室暖房器の容量を1基あたり750Wから1,000Wのものへ交換・増強した。
客用ドアの半自動対応として、
車内外ドア横への開閉スイッチ新設ならびに室外側にドアチャイムを新設している。
走行機器類に大きな変更はないが、空気圧縮機には耐寒対策を実施、
付帯する除湿装置にはヒータの追加がされたほか、
蓄電池の取り替えなどが実施されている。
モハ205形のパンタグラフはシングルアーム式(PS33F形)に交換し、
併せて霜取り用第2パンタグラフを増設した。
よって、中央東線入線可能を示す「◆」マークも貼られた。
600番台の起動加速度は1.7km/h/s、減速度は3.6km/h/sとされている。
ブレーキ装置は、日光線内の25‰勾配区間を走行することから、
抑速ブレーキと耐雪ブレーキの追加、主抵抗器の容量増大が実施された。
同様の勾配対策として、電動車には車輪の空転防止用噴射式増粘着装置
「セラジェット」(酸化アルミニウムの粉末を噴射)を搭載する。
日光線では、2013年3月16日のダイヤ改正から、宇都宮線(宇都宮 - 黒磯間)では、
同年8月24日から営業運転を開始した。
いずれも当初より小山車両センターへの入出庫を兼ねて、
小金井 - 宇都宮間においても営業運行されている。


小山車両センターY−9編成 

画像番号DSC 4152.JPGの画像は、
クハ205−609
製造時形式車番、クハ205-117
新製落成日、1990(平成2)年1月23日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
改造後、クハ205-609 
改造施行日、2013(平成25)年7月22日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4150.JPGの画像は、
モハ205−609
製造時形式車番、モハ205-319
新製落成日、1990(平成2)年1月23日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
改造後、モハ205-609
改造施行日、2013(平成25)年7月22日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4148.JPGの画像は、
モハ204−609
製造時形式車番、モハ204-319
新製落成日、1990(平成2)年1月23日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
改造後、モハ204-609
改造施行日、2013(平成25)年7月22日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4146.JPGの画像は、
クハ204−609
製造時形式車番、クハ204-117
新製落成日、1990(平成2)年1月23日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
改造後、クハ204-609 
改造施行日、2013(平成25)年7月22日、改造工、大宮総合車両センター


小山車両センターY−11編成 

画像番号DSC 4138.JPGの画像は、
クハ205−612
製造時形式車番、クハ205-124
新製落成日、1990(平成2)年6月28日、新製配置、川越、製造、川崎重工
改造後、クハ205-612 
改造施行日、2014(平成26)年2月13日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4140.JPGの画像は、
モハ205−612
製造時形式車番、モハ205-338
新製落成日、1990(平成2)年6月28日、新製配置、川越、製造、川崎重工
改造後、モハ205-612
改造施行日、2014(平成26)年2月13日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4142.JPGの画像は、
モハ204−612
製造時形式車番、モハ204-338
新製落成日、1990(平成2)年6月28日、新製配置、川越、製造、川崎重工
改造後、モハ204-612
改造施行日、2014(平成26)年2月13日、改造工、大宮総合車両センター

画像番号DSC 4144.JPGの画像は、
クハ204−612
製造時形式車番、クハ204-124
新製落成日、1990(平成2)年6月28日、新製配置、川越、製造、川崎重工
改造後、クハ204-612 
改造施行日、2014(平成26)年2月13日、改造工、大宮総合車両センター



クハ205-601〜 (Tc)
奇数向きの先頭に連結される制御車。
新たに電気連結器を装備した。
宇都宮駅基準で黒磯方面先頭車。
車内には車椅子対応トイレと車椅子固定スペースを装備。

モハ205-601〜 (M)
モハ204形またはクモハ204形とユニットを組む電動車。
主制御器を装備し、パンタグラフは霜取りに備えシングルアーム式を2台搭載。

モハ204-601〜 (M')
モハ205形とユニットを組む電動車で、
電動発電機 (MG) と空気圧縮機 (CP) を搭載する。
ただし、編成内にモハユニットを3ユニット以上連結する場合は、
1両のみMGを搭載しないモハ204形が連結される。
この形式は特に番台区分されていない。

クハ204-601〜 (Tc')
偶数向きの先頭に連結される制御車。
新たに電気連結器を装備した。
宇都宮駅基準で小金井・日光方面先頭車。


1000番台(南武支線用)
2002年に中央・総武緩行線用(4両)と2003年に山手線用(2両)の
モハユニットに先頭車化改造を施工させ、南武支線に投入した。
2M0Tの2両編成で、ワンマン運転に対応し、
以前使用していた101系とは異なる
車外スピーカーによる発車ベル・チャイムや自動放送を搭載する。
また、長時間停車の際の車内保温のため、
客用扉を1か所のみ開く「3/4閉スイッチ」を装備する。
主電動機や空気圧縮機などの走行装置関係は種車をそのまま流用しているが、
クモハ204形の補助電源装置はMG(電動発電機)非搭載車からの改造のため、
160 kVA 出力のSIV(静止形インバータ)を搭載している。
2009年3月には全編成ともパンタグラフが、
シングルアーム式のPS33E形に交換された。
番台区分上は1000番台となるが、前述のJR西日本所属車とは無関係であり、
JR東日本にはクモハの2形式しか存在していないため、車両番号の重複はない。
2016年3月26日に小田栄駅が開業したことを機に、
車体帯の一部が五線譜入りのデザインに変更され、座席も音符入のものに張り替えられた。
2023年2月17日には、
省電力電車のE127系2両2編成の投入による年内中の置き換え予定が発表された。


鎌倉車両センター中原支所W1編成(南武支線用)

画像番号IMG 8808.JPGの画像は、
クモハ205−1001
製造時形式車番、モハ205-279
新製落成日、1989(平成元)年10月18日、新製配置、浦和、製造、川崎重工
転属日、1993(平成5)年3月11日、転属配置先、三鷹
転属日、2002(平成14)年3月29日、転属配置先、中原
改造後、クモハ205-1001
改造施行日、2002(平成14)年3月29日、改造工、鎌倉総合車両センター
パンタグラフのシングルアーム化改造、
2009(平成21)年3月12日、改造施行工、鎌倉車両センター中原支所

画像番号IMG 8806.JPGの画像は、
クモハ204−1001
製造時形式車番、モハ204-279
新製落成日、1989(平成元)年10月18日、新製配置、浦和、製造、川崎重工
転属日、1993(平成5)年3月11日、転属配置先、三鷹
転属日、2002(平成14)年3月29日、転属配置先、中原
改造後、クモハ204-1001
改造施行日、2002(平成14)年3月29日、改造工、鎌倉総合車両センター


クモハ204-1001〜(M'c)
南武支線用クモハ205-1001とユニットを構成する制御電動車で、
2002〜2003(平成14〜15)年に先頭車化改造、
山手線用のモハ204形を種車とするため、側引戸の窓が大さい。
量産先行車と同様に主電動機はMT61、台車はDT50、
補助電源としてSIVが搭載、冷房装置はAU75G
ユニットを組むモハ205形は種車の番号のまま0番代である。
定員136(座席48)名。

クモハ205-1001〜(Mc)
南武支線用クモハ204-1001とユニットを構成する制御電動車で、
2002〜2003(平成14〜15)年に先頭車化改造、
埼京線用のサハ205形を種車としているため、側引戸の窓は大きい。
T14編成のクハ205-1104には、線路設備モニタリング装置が搭載。
冷房装置はAU75G、定員136(座席48)名。


205系1100番台(鶴見線用)
2004年から2005年にかけて投入された。
先頭車はすべて中間車から改造(クハは全車元埼京線、モハ・クモハは元山手線)の
2M1T の3両編成。
先頭車のみが1100番台に改番されたため、
ユニット間での車号が異なっているが、同一番号の車両を種車としている。
長時間の停車を考慮して、1000番台と同等の「3/4閉スイッチ」を装備する。
また、南武支線向けと同様にクモハ204形の補助電源装置は、
SIV(南武支線用と同一品)である。
なお、2002年に先行改造されたクハ205-1101は、
205系の先頭化改造第一号車として試作的意味合いもあり、
編成を組む電動車の完成まで大船工場内に保留車として留置されていた。
その後、2009年1月から3月に全編成とも、
パンタグラフがシングルアーム式のPS33E形に交換された。


鎌倉車両センター中原支所T18編成 

画像番号DSC 8960.JPGの画像は、
クハ205−1108
製造時形式車番、サハ205-229
新製落成日、1990(平成2)年12月3日、新製配置、川越、製造、川崎重工
転属日、2005(平成17)年3月20日、転属配置先、中原
改造後、クハ205-1108 
改造施行日、2005(平成17)年3月20日、改造工、郡山総合車両センター
廃車日、2024(令和6)年3月5日、中原

画像番号DSC 8956.JPGの画像は、
モハ205−152
新製落成日、1988(昭和63)年3月11日、新製配置、山手、製造、川崎重工
転属日、2004(平成16)年6月1日、転属配置先、東京
転属日、2005(平成17)年3月20日、転属配置先、中原
パンタグラフのシングルアーム化改造、
2009(平成21)年2月23日、改造施行工、鎌倉車両センター中原支所
廃車日、2024(令和6)年3月5日、中原

画像番号DSC 8946.JPGの画像は、
クモハ204−1108
製造時形式車番、モハ204-152
新製落成日、1988(昭和63)年3月11日、新製配置、山手、製造、川崎重工
転属日、2004(平成16)年6月1日、転属配置先、東京、
転属日、2005(平成17)年3月20日、転属配置先、中原
改造後、クモハ204-1104
改造施行日、2005(平成17)年3月20日、改造工、郡山総合車両センター
廃車日、2024(令和6)年3月5日、中原


クモハ204-1101〜(Mc')
モハ205-173とユニットを構成する制御電動車で、
2004・05(平成16・17)年に先頭車化改造、
山手線用のモハ204形を種車とするため、側引戸の窓が小さい。
量産先行車と同様に主電動機はMT61、台車はDT50、
補助電源としてSIVが搭載、冷房装置はAU75G
ユニットを組むモハ205形は種車の番号のまま0番代である。
定員136(座席48)名。

モハ205-121〜180(M)
クモハ204-1104とユニットを構成する中間電動車で、
2009・10(平成21・22)年にパンタグラフがシングルアーム式のPS33Eに換装。
量産先行車と同様に主電動機はMT61、台車はDT50、冷房装置はAU75G、
定員144(座席54)名。

クハ205-1101〜(Tc)
鶴見線用205系1100番台の制御車で、
2002〜05(平成14〜17)年に先頭車化改造、
埼京線用のサハ205形を種車としているため、側引戸の窓は大きい。
T14編成のクハ205-1104には、線路設備モニタリング装置が搭載。
冷房装置はAU75G、定員136(座席48)名。