画像をクリックすると拡大します。
解説は画像の下の欄から掲載してあります。




IMG_0264 S24

IMG_0266 

IMG_0268 

IMG_0258 S43

IMG_0257 

IMG_0254 

IMG_1388 

IMG_3155 

IMG_0253 

IMG_0251 

IMG_0249 S49

IMG_3017 S70

IMG_3019

FH0327

FH0328

FH0329 S8

FH0332  

FH0331    

FH0330  H11

 



455系電車
東北本線盛岡・鹿児島本線熊本電化開業用
北陸地区増発用として1965年から製造された基本的に、
165系の交直両用タイプに相当する形式グループで、
453・473系からは以下の変更を実施した。
比較的勾配の多い地域で運用されることから、
主制御器を勾配発電抑速ブレーキを搭載するCS15Bとした。
主抵抗器は容量増大形のMR52Aとした。
主抵抗器の容量増大による床下儀装スペースの都合からCPをM'車に移設。
耐雪型のMH113A-C2000Mとし容量を増加。
引き続き電動車ユニットは商用周波数の違いから50Hz用は455系、
60Hz用は475系の系が付与された。
制御車・付随車は471系同様の理由で475系用も455形とされた。
製造開始時に優等列車冷房化計画が発動されていたこともあり、
サロ455形は全車が新造冷房車。
普通車はサハシ455形ビュフェ部を除き後期製造分から、
冷房装置搭載準備工事施工で落成もしくは新造時から搭載となった。
また451・453・471・473系の増備車という一面もあったことから、
車両運用の点で抑速ブレーキは使用不可となるが、
併結を可能にすることも考慮され抑速ブレーキ回路は、
引き通しを別途新設する方法が採用された。
451・453・471・473系グループのKE58形ジャンパ連結器2基に対し、
455・457・475系ではKE76形3基とした。


非更新車(グリーンライナー色)
S-24編成
画像番号IMG 0268.JPGの画像は、
クモハ455−24 
新製落成日、1967(昭和42)年5月13日、新製配置、仙台、製造、日立製作所
冷房改造
改造施行日、1970(昭和45)年8月25日、改造工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1987(昭和62)年2月6日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1990(平成2)年6月19日、施行工、郡山工場
廃車日、2008(平成20)年1月8日、仙台

画像番号IMG 0266.JPGの画像は、
モハ454−24 
新製落成日、1967(昭和42)年5月13日、新製配置、仙台、製造、日立製作所
冷房改造
改造施行日、1970(昭和45)年8月25日、改造工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1987(昭和62)年2月6日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1990(平成2)年6月19日、施行工、郡山工場
廃車日、2008(平成20)年1月8日、仙台

画像番号IMG 0264.JPGの画像は、
クハ455−317
製造時形式車番、クハ165-185
新製落成日、1968(昭和43)年9月18日、新製配置、宮原、製造、川崎車両
転属日、1974(昭和49)年12月18日、転属配置先、大垣
転属日、1975(昭和50)年4月5日、転属配置先、神領
転属日、1982(昭和57)年11月16日、転属配置先、大垣
455系先頭車化改造
改造後、クハ455-317 
改造施行日、1985(昭和60)年1月23日、改造工、名古屋工場
近郊型化改造
改造施行日、1987(昭和62)年2月6日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1990(平成2)年6月19日、施行工、郡山工場
廃車日、2008(平成20)年1月8日、仙台


S-43編成
画像番号IMG 0254.JPGの画像は、
クモハ455−43 
新製落成日、1968(昭和43)年8月30日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年4月28日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1985(昭和60)年7月22日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年9月4日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年4月9日、仙台

画像番号IMG 0257.JPGの画像は、
モハ454−43 
新製落成日、1968(昭和43)年8月30日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年4月28日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1985(昭和60)年7月22日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年9月4日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年4月9日、仙台

画像番号IMG 0258.JPGの画像は、
クハ455−49 
新製落成日、1966(昭和41)年6月25日、新製配置、仙台、製造、日立製作所
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年4月5日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1985(昭和60)年7月22日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年9月4日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年4月9日、仙台


S-49編成
画像番号IMG 0249.JPGの画像は、
クモハ455−49
新製落成日、1968(昭和43)年9月6日、新製配置、仙台、製造、日立製作所
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年4月28日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年3月7日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年3月7日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年10月16日、仙台

画像番号IMG 0251.JPGの画像は、
モハ454−49 
新製落成日、1968(昭和43)年9月6日、新製配置、仙台、製造、日立製作所
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年4月28日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年3月7日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年3月7日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年10月16日、仙台

画像番号IMG 0253.JPGの画像は、
クハ455−309
製造時形式車番、クハ165-159
新製落成日、1968(昭和43)年8月30日、新製配置、大垣、製造、川崎車両
転属日、1971(昭和46)年12月23日、転属配置先、宮原
転属日、1980(昭和55)年6月27日、転属配置先、大垣
455系先頭車化改造
改造後、クハ455-309 
改造施行日、1984(昭和59)年12月25日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年3月7日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年3月7日、改造工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年10月16日、仙台


画像番号IMG 1388.JPGの画像は、
クハ455−608
製造時形式車番、サロ165-123
新製落成日、1968(昭和43)年3月1日、新製配置、大垣、製造、日本車輌
転属日、1968(昭和43)年9月27日、転属配置先、新前橋
455系先頭車化改造
改造後、クハ455-608 
改造施行日、1985(昭和60)年5月21日、改造工、広島工場
近郊型化改造
改造施行日、1988(昭和63)年3月3日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年1月25日、施行工、郡山工場
廃車日、2002(平成14)年9月2日、仙台

画像番号IMG 3155.JPGの画像は、
クハ455−609
製造時形式車番、サロ165-124
新製落成日、1968(昭和43)年3月1日、新製配置、大垣、製造、日本車輌
転属日、1968(昭和43)年9月27日、転属配置先、新前橋
455系先頭車化改造
改造後、クハ455-609 
改造施行日、1985(昭和60)年5月22日、改造工、広島工場
近郊型化改造
改造施行日、1988(昭和61)年3月7日、改造工、郡山工場
特別保全工事
施行日、1987(昭和63)年2月19日、施行工、郡山工場
廃車日、2007(平成19)年10月1日、仙台


クモハ455形(1〜51)
交流50Hz対応の制御電動車。
床下艤装は抑速ブレーキ追加に伴う主抵抗器の大型化や
空気圧縮機の移設などでクモハ451・453形とは大幅に変更された。
冷房装置はAU13E形5基が標準だが、
37 - 42はAU12S形対応冷房準備工事車のためAU12S形6基を搭載する。
定員104名。

モハ454形(1〜51)
クモハ455形とユニットを構成する中間電動車。
9以降はパンタグラフ搭載による低屋根部のファンデリアが2基に増強された結果、
外気取入口は3組から6組にする設計変更が行われた。
37 - 42はAU12S形4基での冷房準備工事車であったが、
冷房能力の点からAU72形集中式冷房装置搭載に変更されたため、
屋根と天井が大改造された。
クモハ455形と共に全車が仙台運転所に集中配置されたが、
1980年 - 1985年に30 - 32のみが勝田区に転属した。
定員112名。

クハ455形基本番台
1〜75
455系の制御車。
1〜61はAU13E形5基で、
冷房準備工事車の62〜64はAU12S形6基で冷房化された。
65〜75は新製時からAU13E形冷房装置5基を搭載し、
出入台部通風器が未設置などの差異がある。
全車冷房電源用に自車を含めて4両まで給電可能な110kVA MGを搭載する。
定員104名。

クハ455形300番台
301〜324
普通列車への転用・短編成化では制御車が不足することとなった。
本区分番台は1984年 - 1985年にクハ165・169形900番台24両へ、
本系列編入やドアステップ設置などの改造施工をしたグループである。
特徴として架線電圧検知アンテナの台座がオリジナル車では、
角錐形状でホイッスルが埋め込まれているのに対し、
改造車は台座が円錐形状でホイッスルが独立して取付られた。
クハ165-139・140・143・145 - 147・156・157・159 - 161
169・171・179 - 181・185・186・188・189
クハ169-901 - 904→クハ455-301 - 324
定員104名。

クハ455形600番台
601〜611
サロ455・165形を制御車化と同時に普通車格下げした改造で、
1984年〜1985年に11両が施工。
外観・車内設備を含めて種車のものがそのまま活かされているが、
前位デッキと競合する冷房装置は撤去され、
サロ455形を種車とする601〜605はグリーン車特有の2連窓で、
サロ165形を種車とする606〜611はサロ時代に2段式ユニット窓改造施工。
また冷房装置は602〜605・611はAU13E形。
その他がAU12S形であるなどの差異がある。
シートは近郊形改造した車両のロングシート部分を除き、
種車のグリーン車用リクライニングシートがそのまま残されたが、
後に更新工事の際に一般のボックス式クロスシートに交換された車両では、
窓と座席間隔は合わない。
サロ455-36・42〜45・サロ165-101・122〜124・129・133→クハ455-601〜611
定員104名。


457系電車
主変圧器を50・60Hz対応のTM14形に変更し3電源対応とした形式で、
制御車・付随車は引き続き455形とされた。
全車新製時から冷房装置を搭載する。
1969年から1971年にかけてMc+M'ユニット19組38両が製造され、
東北・北陸・九州地区に配置された。


非更新車(グリーンライナー色)
S71編成
画像番号IMG 3017.JPGの画像は、
クモハ457−1 
新製落成日、1969(昭和44)年9月25日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年4月30日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年4月30日、改造工、郡山工場
廃車日、2002(平成14)年2月6日、仙台

画像番号IMG 3019.JPGの画像は、
モハ456−1 
新製落成日、1969(昭和44)年9月25日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
特別保全工事
施行日、1986(昭和61)年4月30日、施行工、郡山工場
近郊型化改造
改造施行日、1986(昭和61)年4月30日、改造工、郡山工場
廃車日、2002(平成14)年2月6日、仙台


クモハ457形(1〜19)
モハ456形とユニットを組む制御電動車。
新造冷房車のため後位トイレ・洗面所側出入台部の通風器は装備しない。
定員104名。

モハ456形(1〜19)
クモハ457形とユニットを組む中間電動車。
新造冷房車のため低屋根部のファンデリアおよび外気取入口は省略された。
当初搭載されたTM14形主変圧器は、
絶縁油に毒性の強いPCB(ポリ塩化ビフェニル)を使用していたため、
1978年 - 1985年にシリコン油を使用するTM20形への交換が施工された。
定員112名。


国鉄165系電車
165系電車とは、日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した直流急行形電車。
国鉄分割民営化後は、東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)にそれぞれ承継された。
165系は、国鉄の新性能電車初の直流急行形電車として開発された
153系電車の構造を受け継ぎつつ、
勾配・寒冷路線向けの急行形電車として開発され、
1963年3月から営業運転に投入された。
1960年代前半、信越本線長岡 - 新潟間と高崎 - 長野間、
中央東線の電化により首都圏から直通する長距離連続電化区間が完成し、
電車による急行列車を運転することが計画された。
しかしいずれも連続急勾配が介在し、寒冷・多雪な気候条件の路線であり、
東海道本線などの平坦・温暖区間向けに設計された153系電車では、
これらの路線には出力や耐寒能力不足で不適であった。
このため勾配・寒冷路線での運用に耐える性能を備える
直流急行形電車とされたのが165系である。


画像番号FH0327.JPGの画像は、
クハ165−98
新製落成日、1965(昭和40)年6月9日、新製配置、新潟、製造、川崎車輌
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年6月16日、改造工、長野工場
PS23化改造
改造施行日、1983(昭和58)年3月15日、改造工、新津工場
車体更新工事
施行日、1988(昭和63)年7月27日、施行工、新津工場
転属日、1986(昭和61)年11月1日、転属配置先、上沼垂
転属日、1998(平成10)年12月1日、転属配置先、三鷹
廃車日、2003(平成15)年4月15日、三鷹

画像番号FH0328.JPGの画像は、
モハ164−67
新製落成日、1965(昭和40)年5月18日、新製配置、新潟、製造、汽車会社
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年6月16日、改造工、長野工場
PS23化改造
改造施行日、1983(昭和58)年3月15日、改造工、新津工場
車体更新工事
施行日、1988(昭和63)年7月27日、施行工、新津工場
転属日、1986(昭和61)年11月1日、転属配置先、上沼垂
転属日、1998(平成10)年12月1日、転属配置先、三鷹
廃車日、2003(平成15)年4月15日、三鷹

画像番号FH0329.JPGの画像は、
クモハ165−103
新製落成日、1965(昭和40)年5月18日、新製配置、新潟、製造、汽車会社
冷房改造
改造施行日、1972(昭和47)年6月16日、改造工、長野工場
車体更新工事
施行日、1988(昭和63)年7月27日、施行工、新津工場
転属日、1986(昭和61)年11月1日、転属配置先、上沼垂
転属日、1998(平成10)年12月1日、転属配置先、三鷹
廃車日、2003(平成15)年4月15日、三鷹


クモハ165-1〜
モハ164形とユニットを組む2等制御電動車 (Mc) で、
主制御器・主抵抗器を搭載。
定員76名。

モハ164-1〜
クモハ165とユニットを組むパンタグラフを搭載する2等中間電動車 (M') で
電動発電機 (MG) ・空気圧縮機 (CP)を搭載する
定員84名。

クハ165-1〜
165系の2等制御車 (Tc) で、
定員76名。


国鉄167系電車
1965年に165系を基に修学旅行用として設計した167系を導入され、
国鉄の修学旅行用電車として製作された最後の系列で、
当初修学旅行色で登場したが、
田町区所属車については昭和53年11月から
165系そっくりの湘南色への塗色変更された。
新製時、田町電車区と下関電車区に配置され、
修学旅行列車の廃止に伴い波動用へと転用され、
下関電車区の車両は田町電車区と宮原電車区へと転属しました。
宮原電車区に所属した167系は大阪―長野を結ぶ「ちくま」、
大阪ー南小谷を結ぶ「くろよん」で使用されたほか、団体列車や臨時列車で使用されました。
宮原電車区に所属したクハ167形は冷房改造の際に全車奇数向きとされ、
冷房用電源装置の搭載は行わずに同装置を搭載しているクハ165形を全編成へと連結しました。


画像番号FH0330.JPGの画像は、
クハ167−1
新製落成日、1965(昭和40)年7月16日、新製配置、田町、製造、汽車会社
冷房改造
改造施行日、1977(昭和52)年3月15日、改造工、大井工場
湘南色化
施行日、1979(昭和54)年12月18日、施行工、大井工場
車体更新工事
施行日、1989(平成元)年4月27日、施行工、長野工場
廃車日、2003(平成15)年10月10日、田町

画像番号FH0331.JPGの画像は、
モハ167−1
新製落成日、1965(昭和40)年7月16日、新製配置、田町、製造、汽車会社
冷房改造
改造施行日、1978(昭和53)年6月5日、改造工、大井工場
湘南色化
施行日、1979(昭和54)年12月17日、施行工、大井工場
車体更新工事
施行日、1989(平成元)年4月27日、施行工、長野工場
廃車日、2003(平成15)年10月10日、田町

画像番号FH0332.JPGの画像は、
モハ166−1
新製落成日、1965(昭和40)年7月16日、新製配置、田町、製造、汽車会社
冷房改造
改造施行日、1978(昭和53)年6月5日、改造工、大井工場
湘南色化
施行日、1979(昭和54)年12月17日、施行工、大井工場
車体更新工事
施行日、1989(平成元)年4月27日、施行工、長野工場
廃車日、2003(平成15)年10月10日、田町


クハ167ー1〜
167系の制御車で製造時は両栓構造であったが、
冷房車改造により片栓構造となり、
奇数向きの車両は冷房電源のMGを搭載しない。
定員76名。

モハ167-1〜
モハ166とユニットを組む,
中間電動車で、制御装置を搭載する。
側扉700mm、戸袋窓無し後年の冷房改造では屋根上にAU13ENが6基搭載。
定員84名。

モハ166-1〜
モハ167とユニットを組む、MG・CP、パンタグラフ搭載、
モハ164-800番台と同様の低屋根形、側扉700mm、戸袋窓無し
定員84名。