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国鉄24系客車
日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した寝台客車である。
1973年から1980年にかけて量産され、
21世紀初頭の現在でも日本の寝台特急列車
(いわゆるブルートレイン)の主力車両となっている。
1980年代中期以降、改造個室寝台車の開発や他の系列からの編入改造などで、
多彩なバリエーションが生じている。
1973年に製造された初期のタイプの呼称。
A寝台車・B寝台車・食堂車については、14系の設計をそのまま踏襲している。
なお、車内設備は基本的には14系と同等ではあるものの、
寝台の枠をFRPからアルミに変更するなど難燃化が徹底している。
翌1974年に製造を24系25形へ移行したため、
これら24形グループの発注は1回だけで打ち切られ、
製造両数は118両にとどまった。
A寝台車は14系のA寝台車と同様の開放形プルマン式である。
B寝台車は当初3段式寝台であったが、
1983年から1984年にかけて上段寝台を撤去して中段寝台を跳ね上げ、
これを固定して上段寝台とする方法で全車が25形と同様の2段式に改造されている。
新製配置は大阪鉄道管理局向日町運転所(現・京都総合運転所)で、
「あかつき」や「彗星」に使用されていた。1975年3月のダイヤ改正で、
一部を残し東京南鉄道管理局品川運転所に転属し、
「はやぶさ」「富士」「出雲」で使用されたが、
翌1976年10月のダイヤ改正で、
盛岡鉄道管理局青森運転所(現・青森車両センター)へ再転属し、
「ゆうづる」「日本海」「あけぼの」「出羽」「鳥海」で使用されるようになる。
国鉄末期の1980年代中頃から使用列車は漸減し、
2013年(平成25年)では「あけぼの」のみで使用されていた。


24系25形
1973年度下期から製造された、24形のマイナーチェンジ形式である。
製造当時、間近に控えていた山陽新幹線岡山駅 - 博多駅間の延長開業によって、
寝台特急の利用客が減少することを見越して、
定員を減らし居住性を改善するため、
B寝台車がそれまでの3段式寝台から2段式寝台に設計変更された。
1975年(昭和50年)、鉄道友の会より第15回ローレル賞を受賞した。
1974年(昭和49年)4月に「あかつき」と「彗星」の一部に初めて投入、
その後徐々に3段式B寝台を淘汰していく。
なお、2段寝台化による定員減を少しでも抑えるべく、
トイレの配置を一区画縦にし、更衣室も撤廃して1列(2名分)のスペースを捻出し、
オハネ24形とオハネ25形を比較した場合で1両当り1列多い
17列の配置にするという苦肉の策もとられた。
外観上も24形が白帯(クリーム10号)塗装なのに対し、
塗装工程省力化の見地から、25形は製造当初よりステンレス帯となった。
製造時期によりマイナーチェンジが何度か行われており、
車体形状など細かなバリエーションが存在する。
また定員が減ったため、
冷房装置の能力も若干落とされ(AU77形、10000kcal/h×2台)、
車内の天井高さに余裕ができたことから、
空調ダクトが24系の廊下側から中央へ移動している。
防火対策は、煙感知器がオハネ25形の廊下、換気口近くと便所近くに設置された。
オロネ25形については個室の天井に熱感知器が取り付けられている。
24系25形という名称は、オハネ25形・オハネフ25形の2段開放式B寝台車を、
従来の3段式の24系と区別するために便宜的につけられたものであり、
24系25形登場後もカニ24形・スシ24形、
オハ24形など形式番号24の車両が登場している。
当然のことながら、ブレーキやサービス電源等の
基本的なシステムは両者に差異はない。
国鉄末期の1987年(昭和62年)、「あさかぜ1・4号」に、
使用されている客車に対してアコモデーション改善(グレードアップ改造)が、
実施されたことに伴い帯が金色に変更され、
従来の位置に加え屋根下にも1本追加された。
1988年(昭和63年)以降に「北斗星」向け改造が施工された車両も金帯となった。


北斗星
上野駅 - 札幌駅間を東北本線・いわて銀河鉄道線・青い森鉄道線、
津軽海峡線(津軽線・海峡線・江差線)・函館本線、
室蘭本線・千歳線を経由して運行する寝台特別急行列車である。
食堂車やロビーカー、個室寝台を連結し、「日本初の豪華寝台特急」ともいわれる。
青函トンネル(津軽海峡線)が開業した1988年3月13日に、
初めて東京と北海道を乗り換え無しで直行する列車として運行を開始した。
走行距離 1,214.7 kmはJRグループが運行する定期旅客列車として最長距離である。
このうちJR線 1,010.8 kmである。
臨時列車も含めた全旅客列車でも、「トワイライトエクスプレス」に次ぎ、
同一経路で運行される「カシオペア」と同順位の2位である。
運行開始当初は1日3往復が運行され、うち1往復は臨時列車扱いだった。
1989年には3往復全てが定期列車となった。
1999年の「カシオペア」運行開始後は1往復が臨時列車に格下げされ2往復となった。
2008年3月以降は北海道新幹線建設工事の影響で、
青函トンネルを含む津軽海峡線区間での夜間工事時間帯確保のために、
毎日1往復のみの運行となっている。
2013年11月6日、2015年度末(2016年春)に予定されている
北海道新幹線開通に合わせ、
同年度中に廃止される見込みであることが報道されたが、
JR側からの公式発表はなく、「一定の需要がある」として、
当面は存続されることが決まっている。
JR東日本が2014年3月14日で寝台特急「あけぼの」の定期運行を終了して以降、
上野駅発着の唯一の定期夜行列車となっている。
運行開始から25年を経た現在でも、1往復に減便されたことも相まって、
首都圏〜北海道間相互の観光客需要を中心に根強い人気がある。
天体の北斗七星・北極星から採られており、
「夜行列車は天体名にちなむ」というかつての慣例や、
「宇宙的なイメージ」からとされる。
なお、一般公募で募られた候補は「北海」が得票数1位で、
以下「タンチョウ」「オーロラ」などが続いたが、
結局は108位の「北斗星」が採用された。

「北斗星」用改造車
オハネ25形・オハネフ25形の道内向け改造上述の改造車と同じ理由で、
通常のB寝台車に対しても、乗降用扉の引戸化や暖房装置の強化等、
14系寝台車の道内向け改造車(500番台)に準じた酷寒地向け改造が行われている。
またこの改造に並行して、「あさかぜ」のグレードアップ車と同じく、
外装の銀帯2本→金帯3本化や、
車内設備の更新も行われているが、車両番号の変更はない。
上述のオロネ25形500番台と同じく、
JR化後にJR北海道に承継された車両もあるが、
青函トンネル開通までの間は「ゆうづる」に組み込まれて使用されていた。


オハネフ25形0番台
寝台特急「北斗星」用のグレードアップ改造車で、
耐寒耐雪工事が施工され、扉が引戸に変更されている。
Bコンパートメント(B寝台4人用個室)
1997年、「北斗星」1・2号の全車両個室化を目的として、
オハネフ25 2・4・8・15が「Bコンパート」に改造された。
4人で使うと個室になる。
改造による車両番号の変更などはない。
定員32名。

画像番号DSC 4480.JPGの画像は、
1号車 オハネフ25−8
新製落成日、1974(昭和49)年3月25日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
転属日、1985(昭和60)年、転属配置先、札幌
冷房装置更新工事(AU77B)
改造施行日、1996(平成8)年6月27日、改造工、札幌運転所
Bコンパートメント(B寝台4人用個室化改造)
改造施行日、1997(平成9)年5月12日、改造工、苗穂工場
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌

画像番号DSC 6615.JPGの画像は、
オハネフ25−13(予備車)
新製落成日、1974(昭和49)年3月29日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
転属日、1988(昭和63)年、転属配置先、尾久
廃車日、2016(平成28)年5月20日、尾久

画像番号DSC 4532.JPGの画像は、
11号車 オハネフ25−14
新製落成日、1974(昭和47)年3月29日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
転属日、1988(昭和63)年、転属配置先、尾久


オハネフ25形200番台
B寝台
寝台特急「北斗星」用のグレードアップ改造車で、
耐寒耐雪工事が施工され、扉が引戸に変更されている。
車掌室側の連結面が半折妻となり、方向転換可能な構造に戻った。
車体の他の部分の構造は100番台とほぼ同様。
定員32名。

画像番号DSC 4594.JPGの画像は、
オハネフ25−214
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久

画像番号DSC 6582.JPGの画像は、
オハネフ25−215(予備車)
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久

オハネ25形0番台
24系25形に属する2段式B寝台車。
寝台特急「北斗星」用のグレードアップ改造車で、
耐寒耐雪工事が施工され、扉が引戸に変更されている。
定員34名。

画像番号IMG 0370.JPGの画像は、
オハネ25−32(元北斗星仕様)
新製落成日、1974(昭和49)年3月29日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1981(昭和56)年10月1日、転属配置先、青森
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、尾久
転属日、1999(平成11)年、転属配置先、青森
廃車日、2014(平成26)年12月12日、青森


オハネ25形100番台 (101 - 246)
24系25形に属する2段式B寝台車。
寝台特急「北斗星」用のグレードアップ改造車で、
耐寒耐雪工事が施工され、扉が引戸に変更されている。
また、省力化のため、上段寝台を固定化した車両。
そのため寝台側の窓の上下寸法が0番台と比べ小さくなっている。
定員34名。

画像番号IMG 2046.JPGの画像は、
オハネ25−229 (北斗星仕様)
新製落成日、1980(昭和55)年9月8日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、尾久
廃車日、2016(平成28)年5月20日、尾久


オハネフ24形500番台
B寝台
1989年、急行「宗谷」「天北」の気動車化で余剰となった
オハネ14形500番台を「北斗星」の増発用として改造したもの。
車体はオハネ14形のものをそのまま流用し、
デッキと客室の間に車掌室を設け、車掌室側妻面には左側のみ窓が付く。
貫通扉は開戸に変更され、列車名表示器が設置されている。
種車は3段寝台であったが、改造時に2段寝台となった。
客用扉は種車の引戸のままである。
通常は編成の中間へ連結され、最後尾に連結される機会は少ない。
定員30名。

画像番号DSC 4485.JPGの画像は、
2号車 オハネフ24−501
製造時形式車番、オハネ14−74
新製落成日、1972(昭和47)年9月5日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1974(昭和49)年、転属配置先、早岐
転属日、1974(昭和49)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1977(昭和52)年、転属配置先、尾久
転属日、1982(昭和57)年11月、転属配置先、札幌
一代目改造後、オハネ14−507 
改造施行日、1983(昭和58)年3月14日、改造工、五稜郭工場
配置日、1983(昭和58)年3月14日、配置先、札幌
二代目改造後、オハネフ24−501 金帯・引戸
改造施行日、1989(平成元年)年6月26日、改造工、苗穂工場
冷房装置更新工事(AU76B)
改造施行日、1997(平成9)年5月27日、改造工、札幌運転所
リフレッシュ改造
改造施行日、1998(平成10)年3月10日、改造工、苗穂工場
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌


オハネ25形560番台
「北斗星」用の2人用B個室寝台「デュエット」車。
上記の550番台と同じく、1991年にオハ14形の改造により2両が登場。
その後1997年(平成9年)にオハネ25形より4両が追加改造されている。
種車がオハ14形のものとオハネ25形のものは床下の機器配置が異なるが、
車体はほぼ同一である。
デュエット13室・定員26名。

画像番号DSC 4490.JPGの画像は、
3号車 オハネ25−563
製造時形式車番、オハネ25−241
新製落成日、1980(昭和55)年9月10日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1985(昭和60)年、転属配置先、札幌
改造後、オハネ25−563 金帯・引戸 
改造施行日、1997(平成9)年9月27日、改造工、苗穂工場
冷房装置更新工事(AU77B)
改造施行日、1996(平成8)年7月12日、改造工、札幌運転所
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌

画像番号DSC 4496.JPGの画像は、
4号車 オハネ25−565
製造時形式車番、オハネ25−227
新製落成日、1980(昭和55)年9月8日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1985(昭和60)年、転属配置先、札幌
改造後、オハネ25−565 金帯・引戸 
改造施行日、1998(平成10)年9月8日、改造工、苗穂工場
冷房装置更新工事(AU77B)
改造施行日、1996(平成8)年6月26日、改造工、札幌運転所
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌

画像番号DSC 4502.JPGの画像は、
5号車 オハネ25−566
製造時形式車番、オハネ25−240
新製落成日、1980(昭和55)年9月10日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
転属日、1985(昭和60)年、転属配置先、札幌
改造後、オハネ25−566 金帯・引戸 
改造施行日、1998(平成10)年2月25日、改造工、苗穂工場
冷房装置更新工事(AU77B)
改造施行日、1996(平成8)年7月9日、改造工、札幌運転所
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌
スハネ25形500番台
ソロ(B寝台1人用個室)
「北斗星」用の1人用B個室寝台「ソロ」「ミニロビー」「シャワー室」の合造車。
(自動販売機はロビー内)
ソロ8室・定員8名。

画像番号IMG 0408.JPGの画像は、
スハネ25−501
製造時形式車番、オハネ25−18
新製落成日、1974(昭和49)年3月25日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
改造後、スハネ25−501 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、五稜郭工場
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年10月25日、改造工、苗穂工場
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌

画像番号DSC 4508.JPGの画像は、
6号車 スハネ25−503
製造時形式車番、オハネ14−55
新製落成日、1974(昭和47)年9月5日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
一代目改造及び二段寝台化改造、オハネ14−515 
改造施行日、1983(昭和58)年3月31日、改造工、高砂工場
二代目改造後、スハネ25−503 金帯・引戸 
改造施行日、1989(平成元)年4月1日、改造工、五稜郭工場
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年6月24日、改造工、苗穂工場
廃車日、2015(平成27)年4月5日、札幌


オハ25形500番台 (501 - 504)
「北斗星」用のロビーカー。
1988年の「北斗星」運転開始に伴い、
翌年にかけてオハネ25形より改造。
ロビーの他、自動販売機とシャワー室を備える。

画像番号DSC 6599.JPGの画像は、
オハ25−503(予備車)
製造時形式車番、オハネ25−25
新製落成日、1974(昭和49)年3月22日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
改造後、オハ25−503
改造施行日、1988(昭和63)年2月25日、改造工、大船工場
配置日、1988(昭和63)年2月25日、配置先、青森
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年6月24日、改造工、苗穂工場
廃車日、2015(平成27)年12月5日、札幌


スシ24形500番台
食堂車「グランシャリオ」
青函トンネル開通に伴う「北斗星」運行開始に伴い、
1987年から登場した食堂車。
本来の24系食堂車である。
オシ24形の所要数が不足していたため、
電車特急列車の食堂車全廃に伴い余剰になっていた。
485系・489系電車の食堂車であるサシ481形および、
サシ489形を改造して充当した。
特急形電車からの改造のため、車体断面の違いや、
冷房装置や台車も種車のものをそのまま使用していることなど、
他の24系客車とは外観が大きく異なっており、
編成内で目立つ存在になっている。
内装は前述のオシ24 704・705と同じ欧風客車風であるが、
テーブル配置が左右に2人掛けと4人掛けのゆったりした配置になっている。
なお、501 - 503は落成当初はオシ24 701 - 703と同様な
左右とも4人掛けテーブルとソファーを設けており、
14系座席車のスハフ14形2両で挟んだ5両編成に組成されて、
団体・イベント列車に使用された。
この内装は「北斗星」運行開始前に変更されており、
「グランシャリオ」の愛称が付けられた。
後に増備された508のみ4本帯となっている。
2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため、
JR北海道の車両は2008年に廃車され、ミャンマー国鉄に譲渡された。
定員28名。

画像番号IMG 0402.JPGの画像は、
スシ24−501
製造時形式車番、サシ481−67
新製落成日、1973(昭和48)年8月24日、新製配置、向日町、製造、川崎重工
転属日、1975(昭和50)年3月10日、転属配置先、金沢
転属日、1978(昭和53)年8月6日、転属配置先、秋田
転属日、1982(昭和57)年8月30日、転属配置先、金沢
廃車日、1986(昭和61)年3月31日、金沢
改造後、スシ24−501 金帯
改造施行日、1987(昭和62)年2月2日、改造工、松任工場
配置日、1988(昭和62)年2月2日、配置先、金沢
北斗星用グレードアップ改造
改造施行日、1988(昭和63)年1月28日、改造工、五稜郭工場
廃車日、2008(平成20)年4月30日、札幌


画像番号DSC 4512.JPGの画像は、
7号車 スシ24−505
製造時形式車番、サシ481−65 
新製落成日、1973(昭和48)年5月24日、新製配置、向日町、製造、日立製作所
転属日、1975(昭和50)年3月10日、転属配置先、金沢
転属日、1978(昭和53)年8月6日、転属配置先、秋田
転属日、1982(昭和57)年8月30日、転属配置先、金沢
廃車日、1986(昭和61)年3月31日、金沢
改造後、スシ24−505 金帯
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、新津工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、金沢
廃車日、2015(平成27)年10月20日、尾久

画像番号DSC 6602.JPGの画像は、
スシ24−507(予備車)
製造時形式車番、サシ489−7 
新製落成日、1973(昭和48)年3月29日、新製配置、向日町、製造、東急車輌
廃車日、1987(昭和62)年1月14日、金沢
改造後、スシ24−507 金帯
改造施行日、1989(平成元)年3月29日、改造工、大宮工場
配置日、1989(平成元)年3月29日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成28)年4月8日、尾久


画像番号DSC 6585.JPGの画像は、
オロネ24−501(予備車)
製造時形式車番、オハネ24−24
新製落成日、1973(昭和48)年9月27日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1974(昭和49)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1976(昭和51)年9月10日、転属配置先、青森
転属日、1976(昭和51)年、転属配置先、秋田
転属日、1988(昭和51)年、転属配置先、尾久
改造後、オロネ24−501 金帯・引戸 
改造施行日、1989(平成元)年6月27日、改造工、大宮工場
配置日、1989(平成元)年6月27日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久


オロネ24形500番台
「北斗星」用2人用A個室寝台「ツインDX」車。
1989年にオハネ24形の改造により登場。
外観・内装は上述のオロネ25 500番台に準ずる

画像番号DSC 4518.JPGの画像は、
8号車 オロネ25−505
製造時形式車番、オハネ25−236
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
改造後、オロネ25−505 金帯・引戸 
改造施行日、1987(昭和62)年12月23日、改造工、土崎工場
配置日、1987(昭和62)年12月23日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久

画像番号DSC 6605.JPGの画像は、
オロネ25−506(予備車)
製造時形式車番、オハネ25−235
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1983(昭和58)年、転属配置先、青森
改造後、オロネ25−506 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、大宮工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成28)年4月8日、尾久


オロネ25形500番台
ツインデラックス(A寝台2人用個室)
青函トンネル開業を控えた
北海道直通寝台列車(後の「北斗星」)計画に伴い、
国鉄末期の1987年にオハネ25形の改造により登場した2人用A個室
「ツインデラックス(DX)」寝台車。
個室には2段式寝台の他ソファー・テーブル
モニターを備えるが、洗面所はない。
登場当初は暫定的に「ゆうづる」に組み込み、運用。
JR化後、JR北海道・東日本に3両ずつ継承。
北海道所有車両は東日本への貸出の形で、
青函トンネル開業直前まで「ゆうづる」に連結。
「北斗星」の運転開始に伴い予定通り同列車に投入された。
なお、JR東日本尾久車両センター (504 - 506) に3両が在籍する。
2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため、
JR北海道の車両は2008年に廃車され、ミャンマー国鉄に譲渡された。
ツインデラックス8室・定員16名。

画像番号DSC 4518.JPGの画像は、
8号車 オロネ25−505
製造時形式車番、オハネ25−236
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
改造後、オロネ25−505 金帯・引戸 
改造施行日、1987(昭和62)年12月23日、改造工、土崎工場
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久

画像番号DSC 6605.JPGの画像は、
オロネ25−506(予備車)
製造時形式車番、オハネ25−235
新製落成日、1980(昭和55)年9月17日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
改造後、オロネ25−506 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、大宮工場
廃車日、2015(平成28)年4月8日、尾久


オロネ25形550番台
1989年、「北斗星3・4号」の定期列車化に伴い、
オハネ14形500番台の改造によって登場した2人用A個室寝台「ツインDX」車。
上記の500番台車とは異なり、
スハネ25形700番台と同じく2階建て構造になっており、
双方の利用者が梯子を使わずにベッドに入れるよう配慮されている。
洗面所も備える。
2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため、2008年に廃車され、
ミャンマー国鉄に譲渡された。
500番台車と定員が同じであることから共通に運用されている。

画像番号IMGP1147.JPGの画像は、
オロネ25−551
製造時形式車番、オハネ14−83
新製落成日、1972(昭和47)年9月20日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1974(昭和49)年、転属配置先、早岐
転属日、1975(昭和50)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1978(昭和53)年、転属配置先、尾久
一代目改造後、オハネ14−514 引戸
改造施行日、1983(昭和58)年1月23日、改造工、苗穂工場
配置日、1983(昭和58)年1月23日、配置先、札幌
二代目改造後、オロネ25−551 金帯
改造施行日、1989(平成元)年6月26日、改造工、苗穂工場
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年6月24日、改造工、札幌運転所
廃車日、2008(平成20)年4月30日、札幌


オロハネ24形550番台
「北斗星」用の1人用A個室寝台「ロイヤル」
2人用B個室寝台「デュエット」合造車。
1989年、「北斗星3・4号」の定期列車化に伴いオハネ24形の改造により登場。
車両中央部に「ロイヤル」2室、両端に「デュエット」7室を備える。
ロイヤル2室・デュエット7室・定員16名。

画像番号DSC 4528.JPGの画像は、
10号車 オロハネ24−551
製造時形式車番、オハネ24−28
新製落成日、1973(昭和48)年8月31日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1974(昭和49)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1976(昭和51)年9月10日、転属配置先、青森
転属日、1978(昭和53)年、転属配置先、秋田
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、青森
改造後、オロハネ24−551 金帯・引戸 
改造施行日、1989(平成元)年6月13日、改造工、大宮工場
配置日、1989(平成元)年6月13日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年10月20日、尾久

画像番号DSC 6594.JPGの画像は、
オロハネ24−552(予備車)
製造時形式車番、オハネ24−8
新製落成日、1973(昭和48)年9月10日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1974(昭和49)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1976(昭和51)年9月10日、転属配置先、青森
転属日、1978(昭和53)年、転属配置先、秋田
転属日、1987(昭和62)年、転属配置先、青森
改造後、オロハネ24−552 金帯・引戸 
改造施行日、1989(平成元)年6月11日、改造工、大宮工場
配置日、1989(平成元)年6月11日、配置先、尾久
廃車日、2015(平成27)年9月30日、尾久


オロハネ25形500番台
「北斗星」用の1人用A個室寝台「ロイヤル」・1人用B個室寝台「ソロ」合造車。
1988年「北斗星」運転開始に伴い、オハネ25形の改造により登場。
「ロイヤル」2室は車端部に配置、その他「ソロ」12室を備える。
ロイヤル2室・ソロ12室・定員18名。

画像番号DSC 6589.JPGの画像は、
オロハネ25−501(予備車)
製造時形式車番、オハネ25−22
新製落成日、1974(昭和49)年3月22日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
改造後、オロハネ25−501 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、大宮工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、尾久
廃車日、2021(令和3)年3月1日、尾久

画像番号DSC 6609.JPGの画像は、
オロハネ25−502(予備車)
製造時形式車番、オハネ25−27
新製落成日、1974(昭和49)年3月22日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
改造後、オロハネ25−502 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、大宮工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、青森
廃車日、2016(平成28)年6月23日、尾久

画像番号DSC 4522.JPGの画像は、
9号車 オロハネ25−503
製造時形式車番、オハネ25−30
新製落成日、1974(昭和49)年3月29日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
改造後、オロハネ25−503 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、大宮工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、青森
廃車日、2016(平成28)年6月23日、尾久


オロハネ25形550番台
「北斗星」用の1人用A個室寝台「ロイヤル」、
2人用B個室寝台「デュエット」合造車。
1988年「北斗星」運転開始に伴い、オハネ25形の改造により登場。
1989年、オハネ14形500番台の改造により1両増備されている。
車両中央部に「ロイヤル」2室、両端に「デュエット」7室を備える。
2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため、同年に廃車され、
ミャンマー国鉄に譲渡された。

画像番号IMG 0404.JPGの画像は、
オロハネ25−551
製造時形式車番、オハネ25−1
新製落成日、1974(昭和47)年3月18日、新製配置、向日町、製造、新潟鉄工所
転属日、1980(昭和55)年10月1日、転属配置先、青森
改造後、オロハネ25−551 金帯・引戸  
改造施行日、1988(昭和63)年2月29日、改造工、苗穂工場
配置日、1988(昭和63)年2月29日、配置先、青森
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年5月26日、改造工、苗穂工場
廃車日、2008(平成20)年4月30日、札幌

画像番号IMG 0406.JPGの画像は、
オロハネ25−556
製造時形式車番、オハネ14−85
新製落成日、1972(昭和47)年9月20日、新製配置、向日町、製造、富士重工
転属日、1974(昭和49)年、転属配置先、早岐
転属日、1975(昭和50)年3月10日、転属配置先、品川
転属日、1978(昭和53)年、転属配置先、尾久
500番台化改造
改造後、オハネ14−503 引戸  
改造施行日、1983(昭和58)年6月16日、改造工、旭川工場
配置日、1983(昭和58)年6月16日、札幌
二段寝台化改造
改造施行日、1986(昭和61)年10月3日、改造工、五稜郭工場
改造後、オロハネ25−556 金帯・引戸  
改造施行日、1990(平成2)年8月7日、改造工、苗穂工場
配置日、1990(平成2)年8月7日、配置先、札幌
リフレッシュ改造
改造施行日、1997(平成9)年5月26日、改造工、苗穂工場
廃車日、2008(平成20)年4月30日、札幌


カニ24形500番台
電源・荷物車
上野駅 - 札幌駅間直通列車「北斗星」に使用するため、
カニ24形0・100番台に耐寒・耐雪改造を施した車両。
1987年から1990年にかけて11両が改造された。
改造内容としては、各種機器類の保温強化や、
機関吸気装置への雪切り装置の設置などである。
車体には銀色の2本帯から金色の3本帯に変更された。
尾久、青森、札幌に配置され、「北斗星」「エルム」
「あけぼの」「日本海」で使用されている。
2006年(平成18年)3月18日限りで廃止された「出雲」も使用列車の一つであった。

画像番号DSC 6619.JPGの画像は、
カニ24−507(予備車)
製造時形式車番、カニ24−20
新製落成日、1976(昭和51)年9月14日、新製配置、品川、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年、秋田
転属日、1985(昭和60)年、青森
改造後、カニ24−507 金帯・引戸 
改造施行日、1987(昭和63)年11月30日、改造工、土崎工場
配置日、1987(昭和63)年11月30日、配置先、秋田
発電装置更新工事
改造施行日、1992(平成4)年12月16日、改造工、大宮工場
廃車日、2016(平成28)年4月8日、尾久

画像番号DSC 4538.JPGの画像は、
カニ24−508
製造時形式車番、カニ24−22
新製落成日、1976(昭和51)年7月9日、新製配置、品川、製造、富士重工
転属日、1980(昭和55)年、秋田
転属日、1987(昭和62)年、青森
改造後、カニ24−508 金帯・引戸 
改造施行日、1988(昭和63)年2月1日、改造工、土崎工場
配置日、1987(昭和63)年11月30日、配置先、秋田
発電装置更新工事
改造施行日、1988(昭和63)年2月1日、改造工、大宮工場
廃車日、2015(平成27)年9月3日、尾久


マニ24形500番台
マニ24形500番台 (501・502)上記「北斗星」や
「エルム」の運用から電源車不足を想定して、
JR東日本とJR北海道が50系の荷物車マニ50形を種車として、
改造し登場した電源車である。
台車は50系時代と同じTR230系を履いているが、
CL自動ブレーキのみだったブレーキ装置を24系のものに合わせている。
50系を種車としているため車体の裾絞りがないが、
編成としての違和感をやわらげるためと、
カニ24形と同じく電源エンジンの搬出口を設けるため屋根を改造し、
屋根高さを他車と合わせている。
後位妻面は非貫通式である。
また、北海道を走行するため耐寒・耐雪改造も併せて施工し、
500番台に区分された。
荷物室の荷重は1tである。
501がJR東日本、502がJR北海道にそれぞれ在籍していたが、
501は2006年6月をもって廃車解体。
502も2010年3月に廃車となりマニ24形は消滅。
JR東日本の501は「北斗星」「エルム」のほか「出雲」にも運用されたこともあった。


画像番号IMG 0410.JPGの画像は、
マニ24−501
製造時形式車番、マニ50−2048
新製落成日、1978(昭和53)年4月17日、新製配置、隅田川、製造、新潟鉄工所
転属日、1979(昭和54)年4月1日、転属配置先、盛岡
改造後、マニ24−502 金帯  
改造施行日、1989(平成元)年7月10日、改造工、大宮工場
廃車日、2006(平成18)年6月8日、尾久
転属日、1994(平成6)年12月3日、転属配置先、尾久