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FH121



供奉車340形(344)

供奉車344号
前位側に供進所及び一等室、後位側に二等室があり、
その中間にトイレ・洗面所がある。
一等席には1人掛の回転椅子、
二等室には固定式のボックスシートを備えている。
現1号御料車の落成後は、ほとんど使用されることもなくなり、
長らく大船工場に放置されていたが、
国鉄分割民営化直前の1986年(昭和61年)に除籍され、
現在は大宮総合車両センターに保管されている。

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供奉車344号
定員 一等17名、二等16名。
新製落成年、1933年(昭和8)年3月、製造、大宮工場
廃車日、1986(昭和61)年2月17日、品川


国鉄スハ32系客車
日本国有鉄道の前身である鉄道省が、
1929年(昭和4年)から製造した20m級鋼製客車の形式群である。

三等車(丸屋根車)
スハフ34400形(スハフ32形)
34200形の後継となる三等座席緩急車で、
1932年から1942年にかけて日本車輌本店および、
支店・大阪鉄工所・新潟鐵工所・梅鉢鉄工場・川崎車輌
汽車製造支店・田中車両のほか大宮・鷹取の
両鉄道省工場で合計311両が製造された。
定員は80名である。
1941年の車両称号改正後は34200形とともにスハフ32形とされ、
スハフ32 99以降の車号が付番された。
台枠は34400 - 34428はUF21、
34429 - 34578はUF30、34579 - 34693と、
スハフ32 393 - 409はUF38を使用し、台車はいずれもTR23を装着する。
このうち鷹取工場で製造された34529 - 34532の4両は、
特急用として製造されたために鋼体は全溶接組み立てとされ、
窓には網戸と窓掛装置、天井には扇風機が設置された。
腰掛・窓の構造はスハ32形に準ずる。
1943年には3両が腰掛減少工事を施工してスハフ35形とされ、
戦時中に事故により5両が、戦災により41両が廃車となった。
戦後8両が接収を受け(内1両はのちにオヤ31形に改造)、
接収解除後は事故廃車が2両、台車振替により改形式を行った車両や
事業用車などに改造された車両があり(その後の改造参照)
1984年2月までに全車両がいったん休車となり、
1987年4月にスハフ32 2357が東日本旅客鉄道(JR東日本)に、
継承されたほかは廃車となっている。
なお本形式中スハフ32 257はスハ32 266同様1955年5月に、
東海道本線で発生した踏切事故に被災し、
1956年に国鉄小倉工場でオハフ33 627として復旧された。
また1938年に樺太庁鉄道が同形車を4両導入し、
スハフ2600形 (2601 - 2604) としている。
当時の樺太仕様として、連結器取付け高さが低く、
制動装置は真空式であった。
1943年に鉄道省に編入されたが、
改番は行われなかった。

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モノクロ画像番号DSC 4699.JPGの画像は、
スハフ32 2357

製造時形式車番 スハフ34 658 
新製落成年、1938(昭和13)年12月、新製配置、新潟、製造、梅鉢鐵工所
(昭和16)年10月 改番 スハフ32 357 
改造施行年、(昭和39)年10月 電気暖房化改造 改造工 土崎工場
電気暖房化改造後 スハフ32 2357
(昭和48)蛍光灯化
改造施行年履歴、
(平成23) JR防護無線アンテナ取り付け
デジタル無線の設置、
尾灯のLED化暖房配管の交換
車掌室に備えた鎖錠装置の電源箱設置、
2011年に乗降ドアの半自動化改造、
集中鎖錠装置の設置
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員80名。


国鉄スハ43系客車
日本国有鉄道(国鉄)が1951年から、
急行列車用に製造した客車の形式群である。
従来の客車と比較して、居住性を大幅に改善した画期的な客車であった。
当初は特別急行列車にも使用され、1980年代初めまで、
日本全国で急行列車に広く運用されたほか、
早い時期から普通列車でも運用された。
国鉄分割民営化直前まで定期運用され、
JRへの移行後も少数の車両がイベント列車・観光列車で運用されている。

基本形三等車
スハフ42形
基本番台(1 - 335、電気暖房付き車両は製造番号 + 2000)
スハ43形の緩急車版として製造された基本番台。
車掌室は、従来車と異り乗降デッキの外側にあり、
妻面には監視窓がある。
後に19両がスハフ42形500番台車に改造された。
オールロングシート化され、オハフ41形(200番台)となったものや、
軽量化改造を行いオハフ33形に編入された車両
(スハフ42 18 → オハフ33 630)もある。
1978年以降、一部の車両は郵便荷物車スユニ50形に台車などを流用された。


画像番号DSC 4688.JPG、
モノクロ画像番号DSC 4687.JPGの画像は、
スハフ42 2173
製造時形式車番 スハフ42 173 
新製落成年、1953(昭和28)年8月、新製配置、品川、製造、日本車輌
改造施行年履歴、
(昭和34)4月 電気暖房化改造 改造工 大宮工場
電気暖房化改造後 スハフ42 2173
(昭和44)7月 蛍光灯化 改造工 大宮工場
(昭和46) 体質改善工事 施工 大宮工場
(平成23)トイレ室を利用した機械室に改造、
JR防護無線アンテナ取り付け、
デジタル無線の設置、
尾灯のLED化暖房配管の交換、
車掌室に備えた鎖錠装置の電源箱設置、
2011年に乗降ドアの半自動化改造、
集中鎖錠装置の設置、
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員80名。


画像番号DSC 7213.JPGの画像は、
モノクロ画像番号DSC 7212.JPGの画像は、
スハフ42 2234
製造時形式車番 スハフ42 234 
新製落成年、1953(昭和29)年4月、新製配置、新潟、製造、日本車輌
改造施行年履歴、
(昭和37)10月 電気暖房化改造 改造工 盛岡工場
電気暖房化改造後 スハフ42 2234
(昭和39)3月 近代化改造  改造工 盛岡工場
(昭和47)10月 体質改善工事 施工 盛岡工場
(平成23)トイレ室を利用した機械室に改造、
JR防護無線アンテナ取り付け、
デジタル無線の設置、
尾灯のLED化暖房配管の交換、
車掌室に備えた鎖錠装置の電源箱設置、
2011年に乗降ドアの半自動化改造、
集中鎖錠装置の設置、
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員80名。


三等車(台車振り替え改造車)
オハ47形
0番台(1 - 328、電気暖房付き車両は製造番号 + 2000)
1960年代中盤、高度経済成長の時流に乗った急行列車における、
寝台車需要の急激な伸びに対応するため、
戦前製優等客車の台枠を再利用して、
10系寝台車と同等の車体を新製したオハネ17形が量産された。
このオハネ17形を製造する際、
台車の新造は予算面で困難であったため、
寝台車の乗り心地向上の見地から、
既存台車中で最良の乗り心地であったスハ43形のTR47の流用が実施され、
その代わり、台車を供出したスハ43形には、
複雑な手続きを経て捻出されたTR23を、
若干改造のうえで装着することとなった。
この改造を受けたスハ43形は、
台車が軽くなったため自重が減って「オ」級にランクダウンし、
オハ47形に形式変更された。
乗り心地は、本来のスハ43に比してやや悪くなった。
なお、電気暖房付き車は、途中に碓氷峠越えの区間を抱え重量制限が、
厳しい信越線系統の列車を中心に充当された。
後に、オハ47形500番台に8両、緩急車のオハフ46形0番台に30両、
オハフ46形500番台に1両改造された。


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モノクロ画像番号DSC 4690.JPGの画像は、
オハ47 2246
製造時形式車番 スハ43 445
新製落成年、1952(昭和29)年9月、新製配置、品川、製造、汽車会社 
改造施行年履歴、
(昭和37)年10月 電気暖房化改造 改造工 大宮工場
電気暖房化改造後 スハ43 2445
(昭和43)1月 オハ47化 改造工 大宮工場
(昭和43)1月 TR23化 改造工 大宮工場
(昭和44) TR23H化 改造工 大宮工場
(昭和46) 体質改善工事 施工 大宮工場
(平成23) 高速バス用汚物処理装置を備えた洋式(真空吸引式)トイレに改造、
2011年にドアの半自動化改造、
蒸気暖房使用可能化整備、
車体側面中央ほぼサボ位置、窓枠に戸閉確認ランプの取り付け
車掌室への銃括制御盤の設置、
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員88名。


画像番号DSC 4694.JPG、
モノクロ画像番号DSC 4693.JPGの画像は、
オハ47 2261
製造時形式車番 スハ43 221 
新製落成年、1952(昭和27)年7月、新製配置、広島、製造、日立製作所
改造施行年履歴、
(昭和39)年10月 電気暖房化改造 改造工 大宮工場
電気暖房化改造後 スハ43 2138
(昭和43)8月 オハ47化 改造工 大宮工場
(昭和43)8月 TR23化 改造工 大宮工場
(昭和44)6月 TR23H化 改造工 大宮工場
(昭和48)12月 体質改善工事 施工 大宮工場
(平成23) 高速バス用汚物処理装置を備えた洋式(真空吸引式)トイレに改造、
2011年にドアの半自動化改造、
蒸気暖房使用可能化整備、
車体側面中央ほぼサボ位置、窓枠に戸閉確認ランプの取り付け
車掌室への銃括制御盤の設置、
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員88名。

画像番号DSC 4698.JPG、
モノクロ画像番号DSC 4696.JPGの画像は、
オハ47 2266
製造時形式車番 スハ43 221 
新製落成年、1952(昭和27)年7月、新製配置、尾久、製造、日立製作所
改造施行年履歴、
(昭和34)年7月  電気暖房化改造 改造工 大宮工場
電気暖房化改造後  スハ43 2221
(昭和40)近代化工事改造工 小倉工場
(昭和43)7月 オハ47化 改造工 大宮工場
(昭和43)7月 TR23化 改造工 大宮工場
(昭和44)7月 TR23H化 改造工 大宮工場
(昭和48)10月 体質改善工事 施工 大宮工場
(平成23) 高速バス用汚物処理装置を備えた洋式(真空吸引式)トイレに改造、
2011年にドアの半自動化改造、
蒸気暖房使用可能化整備、
車体側面中央ほぼサボ位置、窓枠に戸閉確認ランプの取り付け
車掌室への銃括制御盤の設置、
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員88名。


オハニ36形
昭和30年から31年にかけて、
戦前製の古い木造客車の台枠を利用してオハニ63形客車が30両製造されました。
このオハニ63の台車を、昭和31年から本年(昭和33年) にかけて、
新設計のTR52台車に取り替えたのがオハニ36形式です。

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モノクロ画像番号DSC 7124.JPGの画像は、
オハニ36 11  
種車 オユニ26 289
製造時形式車番 オハニ63 11 
新製落成年、1953(昭和30)年12月、新製配置、紀伊田辺、製造、汽車会社
改造施行年履歴、
(昭和33)10月 TR52化→オハニ36化
(平成23) JR防護無線アンテナ取り付け
デジタル無線の設置、
尾灯のLED化暖房配管の交換
車掌室に備えた鎖錠装置の電源箱設置、
2011年に乗降ドアの半自動化改造、
集中鎖錠装置の設置
(平成24)室内灯の整備、
従来の蛍光灯からLEDを用いた室内灯に改造、
LED室内灯は蛍光色と電球色の2種類が点灯できるものを装備、
定員30名。