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401系・403系
401系・421系に搭載していた主電動機は出力100kWのMT46系列だったが、
これを120kWに出力向上したMT54系列に変更した系列である。
やはり主変圧器などの違いから常磐線用は403系、
九州用は423系という区分としている。
1965年(昭和40年)にそれぞれ水戸線電化準備用と、
鹿児島本線熊本電化延長用として新製された。
電動車は403系がモハ403・402形、423系がモハ423・422形となっているが、
付随車の制御車は前述のクハ401・421形が継続新製された。
1968年(昭和43年)まで製造され、製造両数は403系が4両編成20本計80両、
423系が4両編成30本計120両である。
なお最終増備車である403系第20編成・423系第29・30編成は、以下の改良が行われた。
屋上通風器をグローブ型から押し込み型に変更。
座席取手の変更。
客室側扉のステンレス化。
403系では行先票差しや急行札差しなどを423系の配置と同一のものに変更・統一。
このため電動車ユニットは403系がモハ403・402形、
423系がモハ423・422形となったが、
制御車は前述のクハ401・421形が継続新製された。
403系が4両編成20本計80両、
423系が4両編成30本計120両が1965年から1968年まで製造された。
K903編成
画像番号IMGP1170.JPGの画像は、
クハ401-74
新製落成日、1967(昭和42)年2月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年3月31日、勝田
画像番号IMGP1171.JPGの画像は、
モハ402-12
新製落成日、1967(昭和42)年2月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年3月31日、勝田
画像番号IMGP1172.JPGの画像は、
モハ403-12
新製落成日、1967(昭和42)年2月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年3月31日、勝田
画像番号IMGP1173.JPGの画像は、
クハ401-73
新製落成日、1967(昭和42)年2月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年3月31日、勝田
K561編成
画像番号IMGP1044.JPGの画像は、
クハ401-89
新製落成日、1968(昭和43)年12月24日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2007(平成19)年3月21日、勝田
画像番号IMGP1045.JPGの画像は、
モハ402-20
新製落成日、1968(昭和43)年12月24日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2007(平成19)年3月21日、勝田
画像番号IMGP1046.JPGの画像は、
モハ403-20
新製落成日、1968(昭和43)年12月24日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2007(平成19)年3月21日、勝田
画像番号IMGP1047.JPGの画像は、
クハ401-90
新製落成日、1968(昭和43)年12月24日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2007(平成19)年3月21日、勝田
クハ401-1~(T'c)
クハ401形の偶数向制御車で、
制御車で3位側隅にトイレを設置する。
空気圧縮機(CP)を搭載、
51 - 90は403系の制御車として製造された。
定員114(座席65)名
モハ402-1~(M')
中間電動車で交流50Hz用401系の出力アップ車403系のM'車。
パンダグラフ・主変圧器・主整流器などを搭載する。
モハ403とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
モハ403-1~(M)
中間電動車で401系の主電動機(出力100kW)を120kWにアップした403系のM車。、
主制御器・主抵抗器などの直流機器を搭載する。
モハ402とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
クハ401-1~(Tc)
クハ401形奇数向制御車
3位側隅にトイレを設置する。
空気圧縮機(CP)を搭載無し。
51 - 90は403系の制御車として製造された。
定員114(座席65)名
クハ401-89(T'c)
クハ401形偶数向制御車のラストグループで、通風器が押込式に変更された。
制御車で3位側隅にトイレを設置する。
空気圧縮機(CP)を搭載、
51 - 90は403系の制御車として製造された。
定員114(座席65)名
モハ402-20(M')
モハ402形のラストグループで、通風器が押込式に変更された。
中間電動車で交流50Hz用401系の出力アップ車403系のM'車。
パンダグラフ・主変圧器・主整流器などを搭載する。
モハ403-20と同様、ラストナンバーのこの1両は通風器を押込式に変更した。
モハ403とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
モハ403-20(M)
モハ403形のラストグループで、通風器が押込式に変更された。
401系の主電動機(出力100kW)を120kWにアップした403系のM車で、
モハ402-20と同様、ラストナンバーのこの1両は通風器を押込式に変更した。
主制御器・主抵抗器などの直流機器を搭載する。
モハ402とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
クハ401-90~(Tc)
クハ401形奇数向制御車のラストグループで、通風器が押込式に変更された。
制御車で3位側隅にトイレを設置する。
空気圧縮機(CP)を搭載無し。
51 - 90は403系の制御車として製造された。
定員114(座席65)名
415系電車
日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した交直流両用近郊形電車。
国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)と、
九州旅客鉄道(JR九州)に継承されたほか、
JR東日本が設計・製造した車両や西日本旅客鉄道(JR西日本)が、
113系を改造・編入した車両が存在する。
以上の系列に続き、1971年(昭和46年)から製造が開始された。
交流50/60Hz両用のTM14形主変圧器を搭載する「三電源方式」となっている。
0・300番台
MM'ユニットが0番台、クハ411形が300番台に番台区分される。
なおクハ411形は全車トイレを装備。
MM'ユニット19組38両とクハ411形39両の77両が製造された。
本グループ中1971年に東急車輛で製造された
モハ415・414-1 - 3/クハ411-301 - 306の12両は、
403系最終増備車に順じた車体と非冷房で落成したが、
1977年までに冷房化改造が施工された。
勝田車両センターの一部編成ならびに、
南福岡車両区・小倉総合車両センター門司港車両派出配置車は、
クハ411形トイレ対向部を除きロングシートにする改造が施工された。
300番台前期形
1974年以降の車両は当時製造されていた
直流用113系・115系と同様に所謂「0'(ゼロダッシュ)番台」と呼ばれる
以下のモデルチェンジを実施した車両である。
K501編成
画像番号IMGP1174.JPGの画像は、
クハ411-302
新製落成日、1971(昭和46)年4月14日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2006(平成18)年7月20日、勝田
画像番号IMGP1175.JPGの画像は、
モハ414-1
新製落成日、1971(昭和46)年4月14日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年3月17日、勝田
画像番号IMGP1176.JPGの画像は、
モハ415-1
新製落成日、1971(昭和46)年4月14日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年3月17日、勝田
画像番号IMGP1177.JPGの画像は、
クハ411-301
新製落成日、1971(昭和46)年4月14日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年3月17日、勝田
300番台後期形
1974年以降の車両は当時製造されていた
直流用115系300番台と同様に所謂「0'(ゼロダッシュ)番台」と呼ばれる
以下のモデルチェンジを実施した車両である。
K506編成
画像番号IMGP1178.JPGの画像は、
クハ411-312
新製落成日、1974(昭和49)年9月24日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月28日、勝田
画像番号IMGP1179.JPGの画像は、
モハ414-6
新製落成日、1974(昭和49)年9月24日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月28日、勝田
画像番号IMGP1180.JPGの画像は、
モハ415-6
新製落成日、1974(昭和49)年9月24日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月28日、勝田
画像番号IMGP1181.JPGの画像は、
クハ411-311
新製落成日、1974(昭和49)年9月24日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月28日、勝田
100・200番台
1978年より製造されたMMユニット28組56両・クハ411形52両、
サハ411形4両計112両のグループで、
4人掛クロスシートが狭く評判も悪かったため417系からの設計思想を継承し、
座席幅930→1,040mm、間隔(シートピッチ)1,420→1,490mmとする
従来の急行形車両並に拡大を行った所謂「シートピッチ改善車」である。
このため客室扉間間隔の寸法と窓配置を変更したための番台区分である。
車体構造は同時期に製造されていた113系2000番台と基本的に同一である。
また本グループからクハ411形のトイレは偶数向き車にのみ設置となり、
制御車は奇数向きは101- に、偶数向きは201- に区分された。
1984年には常磐線の一部編成を7両化するために、
モハ415・414-127・128とサハ411-1 - 4の8両が日立製作所で製造された。
サハ411形は新規に起こされた中間付随車形式のため番台区分は1-となる。
また冷房電源用160KVA MGは2・4が新製時から搭載されたが、
1・3は搭載準備工事で落成。翌1985年の7両編成化時に搭載された。
また、最終増備車は当初より常磐線新塗装で落成したほか、
屋上通風器・冷房装置キセ・室内化粧板が後述する500番台と同一。
クロスシートモケット色は713系電車に類似した仕様である。
K513編成
画像番号IMGP1182.JPGの画像は、
クハ411-213
新製落成日、1979(昭和54)年3月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2006(平成18)年3月11日、勝田
画像番号IMGP1183.JPGの画像は、
モハ414-113
新製落成日、1979(昭和54)年3月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年1月7日、勝田
画像番号IMGP1184.JPGの画像は、
モハ415-113
新製落成日、1979(昭和54)年3月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2008(平成20)年1月7日、勝田
画像番号IMGP1185.JPGの画像は、
クハ411-113
新製落成日、1979(昭和54)年3月15日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2005(平成17)年10月1日、勝田
K817編成
画像番号IMGP1193.JPGの画像は、
サハ411-2
新製落成日、1984(昭和59)年3月6日、新製配置、勝田、製造、日立製作所
廃車日、2007(平成19)年12月17日、勝田
500・600番台
常磐線の混雑緩和を目的として1982年より製造された
4両編成x24本計96両のロングシート車グループである。
クハ411形偶数向き車のみにトイレを設置し対向部は、
クロスシートのため601- の番台区分がされた。
外観は窓配置などは100番台から踏襲されたほぼ同一の使用とされたが、
屋上通風器は箱型に変更。また内装は当時増備されていた201系に合わせられ、
座席端部には袖仕切りを設置した。
ロングシートは105系新造車グループとほぼ同等の
座面高400mm・奥行600mmとされた。
また当初は禁煙区間が上野 - 土浦間のみとされたことから、
各車両の出入台戸袋窓下と妻部に灰皿が設置された。
腐食防止の観点から車体裾部にステンレスを使用したほか、
設計変更が数度実施された。
K802編成
画像番号IMGP1186.JPGの画像は、
クハ411-602
新製落成日、1982(昭和57)年3月15日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月21日、勝田
画像番号IMGP1187.JPGの画像は、
モハ414-502
新製落成日、1982(昭和57)年3月16日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月21日、勝田
画像番号IMGP1188.JPGの画像は、
モハ415-502
新製落成日、1982(昭和57)年3月16日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月21日、勝田
画像番号IMGP1189.JPGの画像は、
クハ411-502
新製落成日、1982(昭和57)年3月16日、新製配置、勝田、製造、東急車輌
廃車日、2008(平成20)年4月21日、勝田
700番台
1985年に開催されたつくば科学万博開催に向けた
常磐線輸送力増強から他番台で組成される4両編成の一部を、
7両編成化するため1984年から1985年にかけて、
日立製作所・日本車輌・東急車輛で製造されたMM'ユニット23組46両と、
付随車16両計62両のグループ。
100番台最終増備車から一部設計変更がされたため新たな番台区分とされた。
このため全車勝田配置とされたが、
前述の500番台を含め落成時公式試運転では日立製作所製が九州地区、
日本車輌製が北陸本線をそれぞれ走行した。
塗装は新製時よりクリーム10号に青20号帯。
車内は車端部分をロングシートとしたセミクロスシート車で、
配色は100番台最終増備車や500番台同様の白とクリームを基調としたほか、
天井を平滑化。主変圧器は自然冷却式に変更された。
K522編成
画像番号IMGP1190.JPGの画像は、
クハ411-701
製造時形式車番、サハ411-707
新製落成日、1985(昭和60)年1月16日、新製配置、勝田、製造、日本車輌
改造後、クハ411-701
改造施行日、1989(平成元)年4月28日、改造工、郡山工場
廃車日、2008(平成20)年7月14日、勝田
画像番号IMGP1191.JPGの画像は、
モハ414-707
新製落成日、1985(昭和60)年1月16日、新製配置、勝田、製造、日本車輌
廃車日、2008(平成20)年7月14日、勝田
画像番号IMGP1192.JPGの画像は、
モハ415-707
新製落成日、1985(昭和60)年1月16日、新製配置、勝田、製造、日本車輌
廃車日、2008(平成20)年7月14日、勝田
画像番号IMGP1194.JPGの画像は、
サハ411-701
新製落成日、1984(昭和59)年12月19日、新製配置、勝田、製造、日本車輌
廃車日、2008(平成20)年3月31日、勝田
クハ411-301~(T'c)
415系0番台の偶数向制御車(T'c)で、
MG・空気圧縮機(CP)を搭載、便所設置、
クハ411の0番台は存在しない。
定員114(座席65)名
モハ414-1~(M')
中間電動車でパンタグラフのほかに主変圧器・主整流器などの交流機器を搭載する。
モハ415とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
モハ415-1~(M)
中間電動車で主制御器の他に主抵抗器などの直流機器を搭載する。
モハ414とユニットを組む。
定員128(座席76)名。
クハ411-301~
415系0番台の奇数向制御車(Tc)で、
便所設置、MG・空気圧縮機(CP)を搭載無し。
クハ411の0番台は存在しない。
定員114(座席65)名
クハ411-201~(T'c)
415系100番代の偶数向制御車で、
MG・CPを搭載便所設置、
定員112(座席54)名。
モハ414-101~(M')
中間電動車でパンタグラフのほかに主変圧器・主整流器などの交流機器を搭載する。
モハ415とユニットを組む。
定員120(座席72)名。
モハ415-101~(M)
中間電動車で主制御器の他に主抵抗器などの直流機器を搭載する。
モハ414とユニットを組む。
定員120(座席72)名。
クハ411-101~(Tc)
415系100番代の奇数向制御車で、
MG・空気圧縮機(CP)を搭載無し。
便所は設置されていない。
定員114(座席63)名。
サハ411-1~(T)
1984(昭和59)年に4両が新製された付随車で、
415系初の付随車であることから番号は1~となっている。
MG・CPを搭載。
定員120(座席72)名。
クハ411-601~(T'c)
偶数向制御車で、MG・CPを搭載便所設置、
定員は130(座席53)名。
モハ414-501~(M')
パンタグラフを持つ中間電動車で、交流関係機器を搭載。
モハ415とユニットを組む
定員は148(座席60)名。
モハ415-501~(M)
中間電動車で直流関係機器を搭載、
モハ414とユニットを組む
定員は148(座席60)名。
クハ411-501~(Tc)
奇数向制御車で便所、MG・CPなし、
定員は136(座席55)名。
モハ414-701~(M')
パンタグラフを持つ中間電動車で、交流関係機器を搭載、
モハ415とユニットを組む、
モハ415-701~(M)
中間電動車で直流関係機器を搭載、
モハ414とユニットを組む、
定員132(座席68)名。
クハ411-701(Tc)
サハ411形700番代を先頭車化改造
MGとCPを搭載、便所なし、
定員120(座席63)名。
サハ411-701~(T)
中間付随車でMGとCPを搭載、便所なし、
定員132(座席68)名。