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200番台
1993年(平成5年)2月から製造が開始されたマイナーチェンジ車であり、
100番台と同様普通列車用となっている。
キハ110形50両、キハ111・112形2両編成21本の計92両が製造された。
そのうち、キハ110形14両とキハ111・112形2両編成3本の計20両は、
後述の300番台改造車である。ドアが引き戸式となりステップ高さも下げられた。
羽越本線、磐越西線、八高線、飯山線、陸羽東線、陸羽西線、米坂線に投入された。
2011年からは震災後に運行再開した仙石線陸前小野 - 石巻間でも、
津波による電化設備損傷のため同線の205系に代わって運用されている。
陸羽西線と陸羽東線に投入された車両
(キハ110-237 - 245、キハ111・112-213 - 221)は専用塗装とし、
先頭車前面左下に「奥の細道」の文字が表記されている。
また、窓側に45°回転あるいは通路側に180°回転可能な
1人掛けクロスシートを備え、
車窓から景色を眺めるように座ることができる車両も存在する。
さらにその2線のキハ111・112形は、他の路線のそれとは仕様が異なり、
側面の行先表示機はキハ112形にのみ車端部に設置されている。
また、キハ111形の便所も同様に車端部に移設されている。
300番台改造車はテーブルを兼ねていた窓枠がそのまま残ったほか、
蛍光灯にはカバーがかけてあり特急列車で使われていた面影を残している。

初期車
1992年度(1993年2月)に製造されたグループで、
キハ110形のみ10両 (201 - 210) が制作された。
同100番台と比較し、車体はドアが引き戸式とされたため、
側扉出入口の高さを従来の1,036 mmから970 mmに変更している。
この側扉開閉機構の変更の関係で便所ユニットの位置、
座席配置が100番台から変更されており、定員は118名となっている。

キハ111・112-201〜209
1993・95・96(平成5・7・8)年に新潟鐵工所、富士重工業で製造されて、
新津および高崎に配置された。
このうち、1993(平成7)年に落成して、
新津に配置された201?203は車体側面の水切りが側引戸上部のみとなっている。

キハ110-201〜210
キハ110形100番代の改良形ともいえるグループで、
まず1992(平成4)年度(1993年2月)に、
新潟鐵工所と富士重工で10両が製造され、新津と高崎に配置された。

画像番号DSC 0764.JPGの画像は、
キハ111−209
新製落成日、1996(平成8)年3月4日、新製配置、高崎、製造、富士重工

画像番号DSC 0756.JPGの画像は、
キハ112−209
新製落成日、1996(平成8)年3月4日、新製配置、高崎、製造、富士重工

画像番号DSC 1760.JPGの画像は、
キハ110−204
新製落成日、1993(平成5)年2月5日、新製配置、新津、製造、富士重工

キハ111-201〜209
キハ112形とペアを組む片運転台車
セミクロスシートを備える。
トイレ設置、
定員135(座席56)名。

キハ112-201〜209
キハ111形とペアを組む片運転台車
セミクロスシートを備える。
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
トイレなし
定員138(座席62)名。

キハ110-201〜210
セミクロスシートを備える。
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
トイレ設置、
定員118(座席53)名。


キハ110-223〜236  (300番台編入改造車)
1995年(平成7年)に特急仕様車として登場した
300番台(後述)を使用終了後に改造の上編入したグループである。
キハ110形14両 (223 - 236) およびキハ111+112形2両編成3本6両 (210 - 212) が、
1997年(平成9年)に改造された。
改造工事は改造前に新津運輸区に転属していたキハ110-223, 224(←301, 302)のみ郡山工場、
そのほかの長野総合車両所(→長野総合車両センター)所属車は同所で行われ、
それぞれ新潟地区、飯山線に投入されている。

画像番号DSC 5510.JPGの画像は、
キハ110−223
製造時形式車番、キハ110-301
新製落成日、1995(平成7)年12月15日、新製配置、南秋田、製造、富士重工
転属日、1997(平成9)年10月20日、転属配置先、新津、
ワンマン化改造 改番、キハ110-223
改造施行日、1997(平成9)年11月17日、改造工、郡山工場

画像番号CIMG0892.JPGの画像は、
キハ110−223 東北地域本社色


キハ110-223〜236
300番台からの編入改造車
セミクロスシートを備える。
トイレ設置、
定員120(座席49)名。


陸羽東線・陸羽西線向け車両
1999年(平成11年)12月の山形新幹線新庄延伸に合わせ、
1998年から陸羽西線(キハ110-237 - 245)と、
陸羽東線に投入された車両(キハ111・112-213 - 221)は本系列の最終増備車となり、
設計変更がなされている。
いずれも小牛田運輸区に配置された。
現在では明確な線区の区分は消滅し、
どちらも両線および仙台・小牛田地区で運用される。
外観は専用塗装とし、「雪景色」の白をベースに「豊かな自然」の緑を用いている。
窓下にはアクセントカラーとして、
陸羽西線向けのキハ110形は「最上川のもたらす豊かな恵み」の黄色、
陸羽東線向けのキハ111・112形は「鳴子渓谷の紅葉をイメージした」赤色を配している。
先頭車前面左下に両線の愛称(奥の細道最上川ライン・奥の細道湯けむりライン)に、
ちなみ「奥の細道」のロゴが表記されている。
なお、塗装については1998年度導入分のキハ110-237 - 239および、
キハ111・112-213 - 217については従来のもので登場したのち、
1999年度(平成11年)増備車に合わせ変更されている。
客室については基本的に従来どおりであるが、
熱線吸収ガラスを採用してカーテンを省略し、
客用扉の車内側の化粧板が廃止されステンレス無地に変更された。
キハ110-243 - 245の3両については「眺望車」とされ、
1-3位側に設置したクロスシートが窓側に45°回転あるいは、
通路側に180°回転可能な1人掛けとなっている。
そのためこの3両は定員が112名に減少している。
便所はいずれも車いす対応の洋式となり、
キハ111形は300番台編入車同様、車端部に移設されている。
また、側面の行先表示器はキハ111形については省略、キハ112形は車端部に移設されている。
機器面でも、ワンマン機器がバス用の改良品から鉄道車両用のものとなり、
自動放送装置もROM方式からICカード方式としている。
台車は軸ばねをロールゴムから円すいゴムへ変更した、
DT58B形・TR242A形に変更されている。

画像番号DSC 5371.JPGの画像は、
キハ111−216
新製落成日、1998(平成10)年11月10日、新製配置、小牛田、製造、新潟鉄工所

画像番号DSC 5372.JPGの画像は、
キハ112−216
新製落成日、1998(平成10)年11月10日、新製配置、小牛田、製造、新潟鉄工所

画像番号DSC 5780.JPGの画像は、
キハ110−214
新製落成日、1993(平成5)年9月14日、新製配置、新津、製造、新潟鉄工所

キハ111-213〜221
キハ112形とペアを組む片運転台車
セミクロスシートを備える。
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
車椅子対応の洋式トイレ設置
トイレ設置 
定員134(座席56)名。

キハ112-213〜221
キハ111形とペアを組む片運転台車
セミクロスシートを備える。
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
トイレなし
定員139(座席62)名。

キハ110-211〜222
セミクロスシートを備える。
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
トイレ設置、
定員121(座席50)名。


キハ110-237〜242
1999年(平成11年)12月の山形新幹線新庄延伸に合わせ、
1998年から陸羽西線(キハ110-237 - 245)と、
陸羽東線に投入された車両(キハ111・112-213 - 221)は、
本系列の最終増備車となり、設計変更がなされている。
いずれも小牛田運輸区に配置された。

画像番号DSC 5802.JPGの画像は、
キハ110−239
新製落成日、1998(平成3)年11月10日、新製配置、小牛田、製造、新潟鉄工所

画像番号IMGP0146.JPGの画像は、
キハ110−240(小牛田車)
新製落成日、1999(平成11)年11月11日、新製配置、小牛田、製造、新潟鉄工所


キハ110-237〜242
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
トイレ設置、
定員112(座席39)名。


キハ110-243〜245
「眺望車」とされ、1-3位側に設置したクロスシートが窓側に45°回転あるいは、
通路側に180°回転可能な1人掛けとなっている。

画像番号DSC 5046.JPGの画像は、
キハ110−243(眺望車)
落成日、1999(平成11)年11月12日、新製配置、小牛田、製造、新潟鉄工所

キハ110-243〜245
(眺望車)
側窓が熱線吸収ガラスとなってカーテンは省略
回転式クロスシートを備える。
トイレ設置、
定員120(座席49)名。