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E3系700番台R18編成「とれいゆ」
秋田新幹線用の0番台のうち、
R18編成が川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)に海上輸送され、
観光列車「とれいゆ」に改造されることになった。
「とれいゆ」という名称は「トレイン(列車)」と
「ソレイユ(フランス語で太陽の意味)」、
さらに温泉の「湯」を組み合わせた造語で、
「食(太陽の恵みによる様々な食材)」、「温泉」、
「歴史・文化」、「自然」を温泉街のように散策しながら列車の旅を楽しむ、
というテーマが凝縮された列車であることから命名された。
福島駅 - 新庄駅間の山形新幹線区間で、
臨時特急列車「とれいゆ つばさ」として2014年7月19日に営業運転を開始し、
土休日を中心に年間120日程度の運行が予定されている。
定員は143名(120名)で、全席指定席として運行される。
6両編成で、11号車(23席)が普通車指定席、12 - 15号車(120席)が、
「お座敷指定席(語らいの間)」、5号車が「湯上りラウンジ(モノや人との出会いの間)」、
16号車が「足湯(くつろぎの間)」となっている。
エクステリアは山形県中央部にある「月山」をモチーフとした緑色を中心に、
山形県を流れる「最上川」をモチーフとした青色を先頭部に、
蔵王をモチーフとした白色を全体的に配している。
デザインは奥山清行が担当した。
なお、「とれいゆ」に改造されたR18編成は700番台に改番され、
2014年6月25日から試運転が開始された。
元グリーン車のE311形が普通車に格下げされて新形式のE321形が誕生したが、
座席はグリーン車時代のものを使用している。
なお、16号車の足湯は本列車を使用する
びゅう旅行商品の利用者のみに販売される足湯利用券が必要であるが、
当日の状況により車内でもアテンダントより購入できる場合がある。
画像番号DSC 8570.JPGの画像は、
11号車 E321−701
製造時形式車番、E311-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E321-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、幹線総車セ
画像番号DSC 8568.JPGの画像は、
12号車 E326−701
製造時形式車番、E326-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E326-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、川崎重工
画像番号DSC 8566.JPGの画像は、
13号車 E329−701
製造時形式車番、E329-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E329-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、川崎重工
画像番号DSC 8564.JPGの画像は、
14号車 E328−701
製造時形式車番、E328-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E328-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、川崎重工
画像番号DSC 8562.JPGの画像は、
15号車 E325−701
製造時形式車番、E325-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E325-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、川崎重工
画像番号DSC 8560.JPGの画像は、
16号車 E322−701
製造時形式車番、E322-18
新製落成日、2002(平成14)年10月23日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
改造後、E322-701
改造施行日、2014(平成26年)6月25日、改造工、川崎重工
11号車 (M1sc):E321-701
種車のグリーン車の座席をそのまま普通座席として使用。
トイレ、洗面所を備える。
定員23名。
12号車:E326-701(M2)
お座敷指定席(語らいの間)座敷席扱いを備える中間電動車。
主変圧器、主変換装置、集電装置などを搭載する。
定員42名。
13号車:E329-701
お座敷指定席(語らいの間)座敷席扱いを備える中間付随車。
トイレ、洗面所を備える。
定員36名。
14号車:E328-701 (T2)
お座敷指定席(語らいの間)座敷席を備える中間付随車。
定員42名。
15号車:E325-701 (M1)
湯上りラウンジ(モノや人との出会いの間)備える中間電動車。
湯上りラウンジはフリースペース
トイレ、洗面所を備える。
16号車:E322-701(M2c)
16号車として連結される山形・新庄・大曲向きの制御電動車で、
山形・新庄・大曲向き
足湯(くつろぎの間)
先頭側足湯は定員4人、(右)反対側の足湯も定員4人、更衣室を備え、
主変圧器、主変換装置などを搭載する。
定員20名。
719系フルーティア
2015年4月のふくしまデスティネーションキャンペーンに合わせて、
「走るカフェ」をコンセプトとした
「フルーティア」を719系1編成(2両)を改造
(カフェカウンター車両1両、座席車両1両)することとなった。
改造工事の際シングルアーム式パンタグラフ・スカート形状換装車に改造
画像番号DSC 6148.JPGの画像は、
1号車 クシ718−701
製造時形式車番、クハ718-27、
新製落成日、1990(平成2)年8月13日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
クシ718-701 フルーティア化
定員無し、
改造施行日、2015(平成27)年3月6日、改造工、郡山総車セ
画像番号DSC 6138.JPGの画像は、
2号車 クモハ719−701
製造時形式車番、クモハ719-27、
新製落成日、1990(平成2)年8月13日、新製配置、仙台、製造、東急車輌
クモシ719-701 フルーティア化
定員、座席36人
改造施行日、2015(平成27)年3月6日、改造工、郡山総車セ
クモハ719-701
仙台方(2号車)に連結される制御電動車で座席車である。
側出入口は前位側のみ存置し、2位側に車椅子スペース、
1位側に荷物置場を配置。
座席部分は1人掛け、2人掛けボックスシート、
4人掛けボックスシートを組み合わせて配置しており、定員36名。
パンタグラフはPS109に換装された。
走行機器などは種車のままで、台車はDT32、
冷房装置は屋根上にAU710Aを1基搭載する。
前位寄りの1人掛け部分は高床構造ではない。
後位側にはフリースペースとして、ソファを配置している。
クシ718-701
郡山方(1号車)に連結される制御食堂車で、定員0名。
食堂車の形式記号であるがカフェカウンター車両としての位置づけで、
車内は前位側に出入口を存置し、
中央に車体全体にわたる大型のカフェカウンターを設置、
後位側に片側3席ずつ6席のカウンター席を設置、
3位側にパウダールームと便所、4位側は窓がそのまま残されて、
車端向きに洗面所が設置されている。
床下にCPを搭載
E3系700番台R19編成「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」
秋田新幹線用の0番台のうち、
R19編成が川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)に海上輸送され、
観光列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」に改造されることになった。
世界最大規模のアートイベント
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催される新潟エリアに、
首都圏や海外から、さらに地元の利用客も楽しめる新しいコンテンツとして、
「移動する現代アートの美術館」を投入することとなった。
2016年春頃から、新潟エリア(越後湯沢?新潟間)を中心とした上越新幹線区間を、
臨時列車として土休日を中心に年間120日程度運行される予定。
定員は105名(予定)。
インテリアは車両ごとにアーティストが制作した現代アートで形作られる。
6両編成で、11号車が「松本尚(絵画)」、
12号車が「小牟田悠介(平面)」、
13号車がカフェ・キッズスペースで「古武家賢太郎(絵画)」「paramodel(絵画・彫刻)」、
14号車が「石川直樹(写真)」、15号車が「荒神明香(立体)」、
16号車が「ブライアン・アルフレッド(映像)」となっている。
エクステリアは、新幹線の車体全体に夏の夜空を彩る長岡の花火を描き出すデザイン。
蜷川実花が担当した。
画像番号DSC 8768.JPGの画像は、
11号車 E321−702
製造時形式車番、E311-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E321-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
画像番号DSC 8766.JPGの画像は、
12号車 E326−702
製造時形式車番、E326-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E326-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
画像番号DSC 8764.JPGの画像は、
13号車 E329−702
製造時形式車番、E329-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E329-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
画像番号DSC 8762.JPGの画像は、
14号車 E328−702
製造時形式車番、E328-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E328-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
画像番号DSC 8760.JPGの画像は、
15号車 E325−702
製造時形式車番、E325-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E325-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
画像番号DSC 8758.JPGの画像は、
16号車 E322−702
製造時形式車番、E322-19
新製落成日、2002(平成14)年11月18日、新製配置、秋田、製造、川崎重工
転属日、2016(平成28)年1月4日、転属配置先、新潟
改造後、E322-702
改造施行日、2016(平成28年)1月4日、改造工、川崎重工
廃車日、2021(令和3)年3月1日、新潟
11号車 (M1sc):E321-702
種車のグリーン車の座席をそのまま普通座席として使用。
トイレ、洗面所を備える。
定員23名。
12号車:E326-702(M2)
ミラータイル・ソファーを備える中間電動車。
主変圧器、主変換装置、集電装置などを搭載する。
ソファー設置・ソファー座席
定員24名。
13号車:E329-702(←E329-19)
カフェコーナーの設備・キッズスペースを備える中間付随車。
トイレ、洗面所を備える。
14号車:E328-702 (T2)
ソファー設置・ソファー座席を備える中間付随車。
定員24名。
15号車:E325-702 (M1)
ソファー設置・ソファー座席備える中間電動車。
トイレ、洗面所を備える。
定員18名。
16号車:E322-702(M2c)
R編成16号車として連結される山形・新庄・大曲向きの制御電動車で、
山形・新庄・大曲向き
ソファー設置・ソファー座席を備え、
主変圧器、主変換装置などを搭載する。
定員20名。
E001系 TRAIN SUITE 四季島
東日本旅客鉄道(JR東日本)が、
2017年5月1日に運行開始予定の周遊型臨時寝台列車(クルーズトレイン)である。
JR東日本が2013年6月4日に、
観光立国の推進の一環としてクルーズトレインを新造する計画を発表し、
運行開始は2016年春以降を目指すとして同時に初期イメージ図を公開した。
2014年6月3日には、奥山清行がプロデュースを担当した車体の第2次デザインを公表され、
運行開始予定を2017年春頃に改めた。
同年10月7日には、列車名を「TRAIN SUITE 四季島」に決定したことが発表された。
列車名の「四季島」は日本の古い国名「敷島」の同音異字であり、
美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、
時間と空間の移り変わりを楽しむ列車であるという想いを込めて命名したとしている。
因みに、車両デザイン発表後も内外装の調整が何度か実施されている。
動力方式は架線集電(2・3号車と8・9号車にパンタグラフを装備)により
駆動する電車の機能と、ディーゼル発電機(1・10号車に搭載)により
発電した電力で駆動するディーゼル・エレクトリック方式気動車の
機能を併せ持つ新システム「EDC方式」を採用しており、
制御方式には主変換装置によるVVVFインバータ方式を採用している。
1・2・3号および8・9・10号車が3両ユニットの電動車として構成されており、
電化区間と非電化区間の両方で走行可能となるほか、
保安装置はDS-ATC・ATS-P・ATS-Ps・ATS-DNを装備している。
電気方式は直流1,500 V、交流20 kV 50/60 Hz、
交流25 kV 50 Hzの4電源方式に対応した交直流電車であり、
直流区間では架線の電源を2・3号および8・9号車の屋根上に搭載された
パンタグラフから各電動車に搭載された主変換装置に直接送られるが、
交流区間では2・9号車に搭載された
主変圧器により降圧された後に各電動車に搭載された主変換装置に送られる方式であり、
架線の直流・交流電源の切替は屋根上のパンタグラフ設置付近に
装備された交直切換器を切替えることで行われる。
これにより、北海道新幹線向けに電圧が異なる
青函トンネル内を含めたJR東日本・JR北海道の
ほぼすべての路線で自走が可能となっている。
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1号車 E001−1
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
画像番号DSC 7464.JPGの画像は、
2号車 E001−2
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
画像番号DSC 7466.JPGの画像は、
3号車 E001−3
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
画像番号DSC 7470.JPGの画像は、
4号車 E001−4
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
画像番号DSC 7472.JPGの画像は、
5号車 E001−5
新製落成日、2016(平成28)年9月27日、新製配置、尾久、製造、総合車両製作所
画像番号DSC 7476.JPGの画像は、
6号車 E001−6
新製落成日、2016(平成28)年9月27日、新製配置、尾久、製造、総合車両製作所
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7号車 E001−7
新製落成日、2016(平成28)年9月27日、新製配置、尾久、製造、総合車両製作所
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8号車 E001−8
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
画像番号DSC 7488.JPGの画像は、
9号車 E001−9
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
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10号車 E001−10
新製落成日、2016(平成28)年9月15日、新製配置、尾久、製造、川崎重工
車両詳細
E001-1
上野方1号車として連結される制御電動車/ディーゼル動車で、展望車。
ハイデッカー構造の展望室部分には大型の窓ガラスを配し、
車両中央部に機関室を設けて非電化区間走行用のエンジン(DML57Z-G)を搭載、
車両後部に床置式の非電化区間走行用発電機(DM114)を搭載した機械室を設置、
床下には補助電源装置(SC116/130kVA)、主変換装置(CI25)を装備している。
定員0名だが、展望室にはひとり掛け3脚と、3人掛けの1脚のソファが左右に配置されている。
側出入口は設けられていない。
台車はヨーダンパを持たないDT83で、冷房装置はAU221を2基搭載している。
E001-2
2号車に連結される中間電動車/ディーゼル動車で、スイート寝台車。
後位側屋根上にパンタグラフ(PS37C)を搭載。
床下に主変換装置、主変圧器を搭載しており、
電化区間走行時には直接パンタグラフ集電で走行する。
スイート個室は3室設置されており、全室シャワーと便所が配置されている。
2〜4、7〜9号車は屋根上に冷房装置(AU739)を4基搭載している。
E001-3
3号車に連結される中間電動車/ディーゼル動車で、スイート寝台車。
後位側屋根上にパンタグラフ(PS37C)を、床下に主変換装置を搭載。
スイート個室は3室設置。
E001-4
4号車でスイート寝台車では唯一となる付随車。
床下に補助電源装置を2基装備。
スイート個室3室中、1室はバリアフリー対応となっている。
E001-1〜4・8〜10の各車が川崎重工製で、アルミ合金車体となっている。
E001-5
5号車として連結される付随車で、ラウンジカー。
ダブルデッカーに準じた車体構造を有し、
ホテルをイメージして天井を高くすることで旅の高揚感、
非日常感を演出し、樹木を思わせる曲面デザインとなっている。
中央部には両側にレール方向にずらして開口幅1,500mmの両開きエントランスドアを設け、
その部分は黒色に塗装されている。
定員0名であるが、18名分の座席が配置されている。
台車間の低床部分に水タンクや汚水タンクを備える。
5・6号車は屋根上に冷房装置(AU729-62)を2基搭載している。
E001-6
6号車として連結される付随車で、ダイニングカー(「DINING しきしま」)。
2階建て構造で、ダイニング部分も車端側と中央部で段違いとなっている。
モダンに和のテイストを取り入れた内装で、床は大理石。
ダイニング中央部にワインセラーを備え、調理室は7号車側に設けている。
定員0名だが、座席は18名分となっている。
台車間の低床部分に水タンクや汚水タンクを備える。
E001-7
7号車として連結される付随車でデラックススイート個室車(「四季島スイート」)。
メゾネットタイプとフラットタイプが1室ずつ設置され、
両部屋ともバスタブ、シャワー、便所を備える。
メゾネットタイプは1階が寝室、2階に掘りごたつ式テーブルが設置されている。
フラットタイプは2階建て相当の空間に1室を設けて開放感を演出している。
定員4名。
側出入口は設けられていない。
台車間の低床部分に水タンクや汚水タンクを備える。
なお、5〜7号車が総合車両製作所横浜事業所製で、車体はステンレス鋼。
E001-8
8号車の中間電動車/ディーゼル動車で、スイート寝台車。
後位側屋根上にパンタグラフ(PS37C)を、床下に主変換装置を搭載。
定員6名で、後位側には小型の非常口が設置されている。
E001-9
9号車の中間電動車/ディーゼル動車で、スイート寝台車。
後位側屋根上にパンタグラフ(PS37C)を搭載。
床下に主変換装置、主変圧器を搭載しており、
2号車と同様に電化区間走行時には直接パンタグラフ集電で走行する。
定員6名で、2号車と異なり、側出入口は後位側に設置されている。
E001-10
青森方10号車として連結される制御電動車/ディーゼル動車で、
展望車。
E001-1に準ずる。
E655系電車
東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流特急形車両。
6両編成1本が在籍し、
「なごみ(和)」の愛称を持ちます。
これまで天皇・皇族の乗用車両として昭和初期から
中期に製造されたお召し列車用の皇室用客車「1号編成」が、
製造から40年〜70年を経過し、老朽化も進行していることから、
これらの置き換え用として2007年(平成19年)に製造された。
1号編成は天皇・皇族と随伴員のみ乗車可能だったが、
本系列では天皇や要人(国賓など)が利用する「特別車両」を外し、
「ハイグレード車両」と呼ばれる5両編成とすることで、
一般客の利用にも対応しており、
お召し列車だけでなく団体専用列車(いわゆるジョイフルトレイン)としての
役割も兼ね備えています。
JR東日本によると、「なごみ(和)」の愛称は、
「ご乗車になるすべてのお客様になごんでいただきたい思いを込め」て命名したとされている。
特徴として、まず「ハイグレード車両」は、
全車両グリーン車となっている点が挙げられる。
座席は横1+2列配置の電動式リクライニングシートで、
各座席にはスポット空調の吹き出し口や読書灯のほか、
各種デジタル放送や車内販売システム、
運転席からの展望映像などに対応したタッチパネル式の
8インチモニタ装置が設置されています。
各車両ともデッキを含めてすべて禁煙となっています。
もう一つは機関車の牽引によって非電化区間への入線が、
可能な仕様になっている点である。
客車として機関車に牽引される場合の、
空調装置などサービス機器への電源供給用として、
ディーゼル発電機が搭載されています。
ブレーキシステムについても自力走行する場合は、
回生ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキと抑速ブレーキ
直通予備ブレーキが動作するが、
機関車に牽引される場合は自動空気ブレーキと直通予備ブレーキが動作します。
このため各車両間にはブレーキ管を引き通しています。
自動空気ブレーキはディーゼル発電機が、
稼動している際は機関車からのブレーキ管空気圧を電気指令に読み替えるが、
発電機が停止している際は読み替えずにそのまま動作します。
機関車との連結を考慮して先頭車前面の連結器は密着自動連結器とされ、
自力走行時は格納することが可能な構造となっています。
車体はアルミニウム合金製ダブルスキン構造で、
基本的にE653系やE257系などと共通であります。
先頭車の前面はJR西日本の681系などに似た高運転台構造で、
台車を除く床下機器類をすべてカバーで覆うとともに、
屋根部分の側面にも搭載機器を極力カムフラージュさせるカバーが、
設置されているのが特徴であります。
同社のE653系同様、直流1500V、交流20000V(50Hz・60Hz両対応)の
3電源に対応しており、
中央本線などの狭小トンネルも通過できる構造になっているため、
JR東日本管内の殆どのエリアで運用可能なほか、
他社への乗り入れも考慮された構造となっています。
本系列はお召し列車に使われることから塗色は「漆色」と呼ばれ、
光線の当たり具合で褐色から紫色に色合いが変化する特殊な塗装方法(
マジョーラ塗装に相当)が用いられており、
腰部には3本の細い金帯が配されている。
また、「ハイグレード車両」の側面にはフルカラーLED式の行先表示器が設置されています。
主回路は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ (IGBT)
素子による2レベル方式VVVFインバータ制御で、
回生ブレーキのほか全電気停止ブレーキも可能としています。
かご形三相誘導電動機はE531系で採用されたMT75形の仕様を、
マイナーチェンジしたMT75A形が搭載され、
定格出力は140kWである(ただし歯車比は異なる)。
台車はE653系やE257系などで実績のあるヨーダンパ付きの
軸梁支持式ボルスタレス台車を装着しています。
運転台は、主幹制御器が左手操作のワンハンドル方式であることなど、
近年の新系列車両と同様のレイアウトだが、
速度計などのメーター類はアナログ式が採用され、
制御伝送システムであるTIMSモニタは2台設置されています。
それぞれの車両の特徴については次節で述べる。
製造者は特別車両と4・5号車が日立製作所、1〜3号車が東急車輛製造であります。
東北本線において上野方が1号車、仙台方が5号車となります。
ただし、特別車両のE655形には号車番号が振られていないようです。
所属車両基地は特別車両が東京総合車両センター(東トウ)、
その他は尾久車両センター(東オク)である。
画像番号IMG 5444.JPGの画像は、
1号車:クロE654-101 (Tsc'-100)
定員22名の制御車。
床下にディーゼル発電機を搭載する。
この車両のみ客用出入口がない。
洋式トイレと男子小用トイレ、
洗面所が各1か所設置されている。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、尾久、製造、東急車輌
画像番号IMG 5438.JPGの画像は、
2号車:モロE655-101 (M1s-100)
定員32名の電動車。
床下に主変換装置を搭載する。
屋根上にシングルアーム式の主パンタグラフと予備パンタグラフを各1基搭載し、
中央本線などにある狭小トンネル区間への入線にも考慮し、
屋根の高さはパンタグラフ非搭載車よりも低くされている。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、尾久、製造、東急車輌
画像番号IMG 5435.JPGの画像は、
3号車:モロE654-101 (M2s-100)
定員9名の電動車。
床下に主変換装置、
電車として自力走行する際の
サービス機器類の電源である静止形インバータ (SIV) 、
電動空気圧縮機 (CP) を搭載する。
他の「ハイグレード車両」の座席が布張りであるのに対し、
本車両のみ本革張りとなっている。
また半分は個室型のVIP室となっているほか、
VIP専用の身体障害者対応トイレやギャレーが設置されている。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、尾久、製造、東急車輌
画像番号IMGP1134.JPGの画像は、
特別車両:E655-1 (TR)
特別車両として天皇や国賓が利用する際のみ、
3号車と4号車の間に連結される付随車。
車両中央部の窓3か所が他の窓に比べて上下方向に拡大されており、
その窓の下には金帯がなく、菊の御紋を取り付けるための窪みがある。
特別室・休憩室・次室が設けられており、
休憩室にはベッドにもなるソファーを設けている。
空調装置は他車のように屋根上搭載ではない。
また、車両番号は妻面に表記されており、
「モハ」「クハ」などの符号はない。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、東京、製造、東急車輌
画像番号IMG 5434.JPGの画像は、
4号車:モロE655-201 (M1s-200)
定員27名の電動車。
2号車と同じく床下に主変換装置を、
屋根上に主パンタグラフと予備パンタグラフを1基ずつ搭載しており、
屋根高さも低くされている。
車内にはギャレーも設置されている。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、尾久、製造、東急車輌
画像番号IMG 5428.JPGの画像は、
5号車:クモロE654-101 (M2sc-200)
定員17名の制御電動車。
床下に主変換装置・SIV・CPを搭載する。
身体障害者対応トイレや多目的室が設置されている。
新製落成日、2007年(平成19年)7月5日、新製配置、尾久、製造、東急車輌
クロE654-101
1号車(上野方)に連結される制御車(Tsc')。
床下に機関車牽引時のサービス電源供給用として、
ディーゼル機関DMF15HZC-G(430PS/1800rpm)と、
発電機DM111(440kVA)が搭載されている。
3位側に洗面所と小便所、4位側に洋式便所が設置されているが、
当車のみ出入台を持たない。
定員22名。
モロE655-101
2号車に連結される床下に主変換装置(TM31A)を搭載する中間電動車(M1s)で、
パンタグラフ(PS32A)2基(後位側は予備)、中央本線の狭小トンネルに対応するため、
パンタグラフ取付部は低屋根構造となっている。
前位寄りには洋式便所(1位)、小便所(3位)が、
後位側には出入台と4位側に小便所が設置されている。
定員32名。
モロE654-101
3号車に連結される中間電動車(M2s)で、
床下に主変換装置、SIV(SC87)およびCPが搭載されている。
「ハイグレード車両」の中において、
当車のみVIP対応となっており、前位寄りは1位側がVIPスペース、
2位側が通路となっている。
VIPスペースはソファタイプの座席2脚と2人用長椅子1脚、
テーブル、テレビなどとともに専用の化粧室と大型洋式便所が配置され、
通路とは壁で仕切られた個室となっている。
後位側は開放座席9席を配するが、座席は他車が布張りであるのに対し、
当車のみ本革張りとなっている。
後位側に出入台を持つ。
定員9名。
E655-1
特別車両(TR)で、
天皇や国賓が利用される特別列車として運転される場合に3・4号車間に連結される。
中央部に特別室、隣接して前位寄りにソファや三面鏡を設置した休憩室、
後位寄りに次室が配され、後位側に出入台を持つ。
特別室部分の窓の天地寸法は他よりも大きい950mmで、
中央部は電動昇降式で幅2,200mmの大窓となっており、
特別列車運転時にはその部分の車体側面に菊の御紋が取付けられる。
冷房装置はAU303を1基搭載。
モロE655-201
4号車に連結される中間電動車(M1s)で、
主要機器などの基本構造はモロE655-101に準ずるが、
車内の仕様は異なり、前位側に多目的スペース、
1位側に給仕室が設置されており、窓配置が異なる。
定員27名。
クモロE654-101
5号車(盛岡方)に連結される制御電動車(M2sc)。
床下に主変換装置、SIV(SC87)およびCPが搭載されている。
後位側に出入台が設置されている。
1位側車端には小便所、洋式便所が設置され、客室寄りには多目的室も有する。
冷房装置はAU733(15,000kcal/h)を屋根上に2基搭載する。
定員17名。
205系600番台「いろは」
いろはは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が2018年4月より運行開始した、
「のってたのしい列車」用の鉄道車両(電車)である。
2018年4月1日から6月30日まで開催される
「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンに合わせ、
観光での日光線利用者により快適な移動時間を提供する列車として登場した車両である。
愛称の「いろは」は、日光の名所の一つである「いろは坂」と
「物事のいろは」を掛け合わせたもので、
日光への旅の始まりである日光線の車内で、
日光の様々な魅力を感じていただきたいという思いを込めて付けられた。
ロゴマークもいろは坂の頭文字である「い」をモチーフに、
いろは坂のカーブの数と同じ48色で彩りが加えられている。
背景は日光線の路線カラーであるクラシックルビーブラウンを配色し、
形状はいろはの頭文字の「I」とレールの断面をイメージさせる形状とされた。
しかし、2022年3月12日のダイヤ改正にて、
いろはを含む日光線を走る全205系電車がE131系電車によるワンマン列車へと置き換えられ、
運行を終了することが発表された。
ただし、この新型電車は、外観や座席の布色に、いろはの雰囲気が残されている。
画像番号CIMG0538.JPGの画像は、
1号車 クハ204−603
製造時形式車番、クハ204-111、
新製落成日、1989(平成元)年12月8日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
転属日、1990(平成2)年3月10日、転属配置先、京葉
転属日、2012(平成24)年11月12日、転属配置先、小山
改造後、クハ204-603
改造施行日、2012(平成24)年11月12日、改造工、大宮総合車輌センター
観光列車いろは化改造
改造施行日、2018(平成30)年2月28日、改造工、大宮総合車輌センター
画像番号CIMG0540.JPGの画像は、
2号車 モハ204−603
製造時形式車番、モハ204-301、
新製落成日、1989(平成元)年12月8日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
転属日、1990(平成2)年3月10日、転属配置先、京葉
転属日、2012(平成24)年11月12日、転属配置先、小山
改造後、モハ204-603
改造施行日、2012(平成24)年11月12日、改造工、大宮総合車輌センター
観光列車いろは化改造
改造施行日、2018(平成30)年2月28日、改造工、大宮総合車輌センター
画像番号CIMG0542.JPGの画像は、
3号車 モハ205−603
製造時形式車番、モハ205-301、
新製落成日、1989(平成元)年12月8日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
転属日、1990(平成2)年3月10日、転属配置先、京葉
転属日、2012(平成24)年11月12日、転属配置先、小山
改造後、モハ205-603
改造施行日、2012(平成24)年11月12日、改造工、大宮総合車輌センター
観光列車いろは化改造
改造施行日、2018(平成30)年2月28日、改造工、大宮総合車輌センター
画像番号CIMG0544.JPGの画像は、
4号車 クハ205−603
製造時形式車番、クハ205-111、
新製落成日、1989(平成元)年12月8日、新製配置、習志野、製造、川崎重工
転属日、1990(平成2)年3月10日、転属配置先、京葉
転属日、2012(平成24)年11月12日、転属配置先、小山
改造後、クハ205-603
改造施行日、2012(平成24)年11月12日、改造工、大宮総合車輌センター
観光列車いろは化改造
改造施行日、2018(平成30)年2月28日、改造工、大宮総合車輌センター
クハ205-603
4号車で、日光線内では宇都宮方となる制御車(Tc)。
4位側車端部には600番代化改造時に便所が設置されている。
1・3位側の2人掛けボックスシートは6組で、
2・4位側は4人掛けボックスシート4組と、
車椅子対応として2人掛けボックスシート1組が設置されている。
定員120(座席43)名。
モハ205-603
主制御器・主抵抗器、パンタグラフ2基(PS33F)を搭載する中間電動車(M)で、
3号車として連結される。
客室内は中央部1・3位側に2人掛け、
2・4位側に4人掛けのボックスシートを各4組ずつ配置し、
側出入口の中央側は一般ロングシート、
車端側は優先席のロングシートとなっている。
定員139(座席58)名。
モハ204-603
2号車で、モハ205-603とユニットを組むMG・CPを搭載する中間電動車(M')。
客室内の座席配置はモハ205-603に準ずるが、
1位側の車端部は車椅子スペースとなっている。
定員139(座席58)名。
クハ204-603
1号車で、日光線内では日光方となる制御車(T'c)。
2人掛け、4人掛けのボックスシートは各5組設置され、
車端部は座席が撤去されてフリースペースとされ、
観光用ポスターの掲示などが行われている。
定員125(座席47)名。